星 一郎 著『アドラー博士が教える子どもの「考える力」を引き出す魔法のひと言』(青春出版社)を紹介しています。
親向けに書かれていますが、教師にも十分通用するからです。
この書は、Amazomでは次のように紹介されています。
「~しなさい」と言うことをきかせたり、「それは△△」といろいろ教えてあげる。そのふだんの親の言葉が子どもを思考停止にする。「どうしたらいいか」と子ども自ら問題解決法を考え、自分の意見を言えるようになる意外な会話のルールを解き明かした一冊。
今日は・・・
第1章 考える力を伸ばす親、ダメにする親の「ひと言」はここが違う!
3 考える力を伸ばす親は、「知ってる」(知識)で終わらせない。
今の時代、知識は簡単に手に入れることが出来ます。
子どもも同様。
私は社会科教師ですが、NHKの歴史番組などで、最新の、
しかも定説になる前の情報もどんどん入ってきます。
私もこんなことがありました。
多賀城は、日本の律令時代に、陸奥国に設置された城です。
資料集には、わざわざ「たがじょう」とふりがながうってありました。
授業で「多賀城」を取りあげたときに、ある生徒が言いました。
「先生、それは、タガキ と言うんだよ。知らないの?」
歴史的にはもちろんあり得ます。
「茨城県」も「イバラキケン」ですから。
地元では「タガノキ」ともよんでいます。
さりげなく聞きます。
「どうしてそう思ったの?」
「テレビでやっていた。」
「そうか。覚えていて偉いね。
どんなテレビ?」
「NHKのなんとか。」
「今も多賀城市があるけど、何といっているのかな。」
「???」
「たがじょう市だよ。今の読み方は、そのまちの条例で決められているんだ。
確かに、かつては、タガキとよばれたことがあったかもしれない。
でも、読み方というのは、時代によって変わるものなんだよ。」
「でも、テレビでいっていたもん。」
「昔のよび方を紹介したんだ。
昔のことはわかっていないことも多いんだよ。
日本だって、いつからニッポンになったのか、ニホンなのか、
まだわかっていないんだ。
ヒノモト という記録もあるよ。」
「ふ~ん」
もうしばらく続きましたが、「タガジョウ」で納得したようでした。
そのやりとりを聞いていた子も、それなりのためになったのではと思います。
今思えば、「タガキ」と言ってくれ子に感謝ですね。
「知識」を「理解」につなげるのが教師の役目。
点を線に、線を面にしていきましょう。
親向けに書かれていますが、教師にも十分通用するからです。
この書は、Amazomでは次のように紹介されています。
「~しなさい」と言うことをきかせたり、「それは△△」といろいろ教えてあげる。そのふだんの親の言葉が子どもを思考停止にする。「どうしたらいいか」と子ども自ら問題解決法を考え、自分の意見を言えるようになる意外な会話のルールを解き明かした一冊。
今日は・・・
第1章 考える力を伸ばす親、ダメにする親の「ひと言」はここが違う!
3 考える力を伸ばす親は、「知ってる」(知識)で終わらせない。
今の時代、知識は簡単に手に入れることが出来ます。
子どもも同様。
私は社会科教師ですが、NHKの歴史番組などで、最新の、
しかも定説になる前の情報もどんどん入ってきます。
私もこんなことがありました。
多賀城は、日本の律令時代に、陸奥国に設置された城です。
資料集には、わざわざ「たがじょう」とふりがながうってありました。
授業で「多賀城」を取りあげたときに、ある生徒が言いました。
「先生、それは、タガキ と言うんだよ。知らないの?」
歴史的にはもちろんあり得ます。
「茨城県」も「イバラキケン」ですから。
地元では「タガノキ」ともよんでいます。
さりげなく聞きます。
「どうしてそう思ったの?」
「テレビでやっていた。」
「そうか。覚えていて偉いね。
どんなテレビ?」
「NHKのなんとか。」
「今も多賀城市があるけど、何といっているのかな。」
「???」
「たがじょう市だよ。今の読み方は、そのまちの条例で決められているんだ。
確かに、かつては、タガキとよばれたことがあったかもしれない。
でも、読み方というのは、時代によって変わるものなんだよ。」
「でも、テレビでいっていたもん。」
「昔のよび方を紹介したんだ。
昔のことはわかっていないことも多いんだよ。
日本だって、いつからニッポンになったのか、ニホンなのか、
まだわかっていないんだ。
ヒノモト という記録もあるよ。」
「ふ~ん」
もうしばらく続きましたが、「タガジョウ」で納得したようでした。
そのやりとりを聞いていた子も、それなりのためになったのではと思います。
今思えば、「タガキ」と言ってくれ子に感謝ですね。
「知識」を「理解」につなげるのが教師の役目。
点を線に、線を面にしていきましょう。