９月２７日の社説は・・・

安部新総裁が誕生しました。

各社はどう評価する？

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　安倍新総裁の自民党―不安ぬぐう外交論を

読売新聞
・　安倍自民新総裁　政権奪還への政策力を高めよ

毎日新聞
・　新総裁に安倍氏　「古い自民」に引き返すな

日本経済新聞
・　安倍新総裁は「決める政治」を進めよ
・　電力市場改革を止めるな

産経新聞
・　安倍新総裁　「強い日本」再生策を語れ　政権奪還に反省生かせるか

中日新聞
・　表紙を変えただけでは　自民新総裁に安倍氏

※　朝日「領土問題で中韓との関係がきしんでいなければ、再登板はなかったかもしれない。（中略）
　総選挙後にもし安倍政権ができて、これらを実行に移すとなればどうなるか。
　大きな不安を禁じえない。（中略）
　それにしても、あまりにも内向きな総裁選だった。」

　手厳しい朝日に対して、読売は比較的好意的に書いています。

読売「派閥の代表ではない安倍、石破両氏が決選投票を争ったことは、派閥の合従連衡による総裁選からの変化をうかがわせる。
（中略）
いずれも妥当な考え方である。実現に向けて、具体的な道筋を示してもらいたい。」

　タカ派的な外交は、各社、中韓を刺激しすぎないか懸念しています。

毎日「アピール材料とする外交、安全保障政策が逆に懸念要因である点も指摘せねばならない。」

　消費税についても、同じような懸念を示しています。

日経「安倍氏は論戦で消費増税法にある景気条項を重視すべきだとの認識を示した。景気判断は重要だが、税率引き上げがあるかないかが曖昧では企業も消費者も戸惑う。真意の詳しい説明を求めたい。」

　産経は歓迎しています。

産経「そのための「強い日本」を構築していくことこそが安倍氏の歴史的使命である。党の総力を挙げ、処方箋をまとめてほしい。」
　
　今日の社説で、もっと理詰めで是は是、非は非としてるのが中日です。

中日「その通りだ。政治は国民の暮らしを豊かにする政策実現のためにある。一政党の私物ではない。党利党略が優先されるようなことは断じてあってはならない。

　ただ残念でならないのは、今回の総裁選を通じて、行き詰まりを見せる日本の政治、外交、経済、社会をどう立て直すのか、国民の暮らしを豊かにするための現実的なシナリオが見えてこなかったことだ。」
　
　今後の安部氏の言動に注目しましょう。