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さわやか中欧 見てある記 -18-

2019-09-07 06:17:20 | 取材・旅行


2019年8月21日から27日までの7日間、中欧4カ国(チェコ、オーストリア、ハンガリー、スロバキア)へ行ってきました。
自分にとっては初めの訪問なので、社会科教師としての最初の印象を80回にわたって書き留めています。
ただ、あまりにも短期間での訪問であり、現地の人への取材もわずかなため、あくまで主観的なものです。誤解や曲解も十分あり得ますので、引用にはご注意いただくと共に、間違いはご指摘いただけると幸いです。

今回は第18回 ストラホフ修道院です。
今回の視点は地政学

ストラホフ修道院入り口です。

ストラホフ修道院は12世紀に建てられたボヘミア最古の修道院で、プラハで一番有名な男性の修道院です。

1143年にプレモントレ会の修道士が創設しました。

長い歴史の中で多くの戦火や革命をくぐり抜け、現在では約70人の修道士が在籍しています。

修道院内には、尖塔が特徴的な聖母マリア教会、内装の素晴らしい図書館、自家醸造所が併設されたビアホールレストランがあります。

城壁が残っています。


紋章です。


聖母マリア教会です。




ここがレストラン。さすがに従業員の全員が男性です。




スープはおいしかった。


このようにしてビールを楽しんでいました。


チェコビールは、今回のツアーの目玉?


メインです。


外に出て見ました。


以前にも書きましたが、古い建物を利用して、新しく建てています。


修道院の図書館です。




ストラホフ修道院の図書館は世界で最も美しい図書館といわれています。

 画像出典 https://www.travel.co.jp/guide/article/17166/

現在は約20万冊の蔵書があるそうです。入場料のほかに、撮影料も必要です。



ここで、チェコの歴史を振り返っておきましょう。
Wikiから引用します。

1.1 独立以前           ボヘミアと呼ばれ、いろいろな民族が移り住んだ。

1.2 プシェミスル朝(900年-1003年)(チェコ人)のプシェミスル家が建国。ボヘミアにはヴァーツラフ1世が王に即位しボヘミア王国成立。10世紀の終わりにはカトリックを受容。

1.3 ピャスト朝(1003年-1004年)  これ以降は王朝が交代するものの900年間ドイツの影響下に
1.4 プシェミスル朝(1004年-1306年)
1.5 ルクセンブルク朝(1310年-1437年)

1.6 ハプスブルク家の統治(1437年-1918年)
 1.6.1 三十年戦争
 1.6.2 ハプスブルク帝国
 1.6.3 オーストリア帝国
 1.6.4 オーストリア=ハンガリー帝国

1.7 チェコスロバキア時代(1918年-1993年)
 1.7.1 第一共和国(1918年-1938年)チェコスロバキア共和国として独立民主主義体制を堅持
 1.7.2 第二共和国(1938年-1939年)ナチス・ドイツの保護領
 1.7.3 占領期(1939年-1945年)  
 1.7.4 共産化への道(1945年-1948年)   ソ連軍によって国土の大半が「解放」
 1.7.5 共産党体制の時代(1948年-1989年) チェコスロヴァキア社会主義共和国
 1.7.6 民主化から連邦解体へ(1989年-1993年) ビロード革命により共産党体制が崩壊

1.8 チェコ共和国時代(1993年- )  1993年1月にスロバキアとの連邦を解消
  1995年11月28日、経済協力開発機構(OECD)加盟。
  1999年 3月12日、北大西洋条約機構(NATO)加盟。
  2004年 5月 1日、欧州連合 (EU) に加盟。
------------引用終わり-------------

着色は私の主観です。
赤色は、チェコの人による主権が確保されていた時代です。

プシェミスル朝以降、わずか50年ほどしかありません。
これが大陸国家の宿命であり、地政学上のリスクといえるのです。

島国で、戦後のGHQ統治以外、他国による統治を経験していない日本とは大きな違いです。

ヨーロッパの国々を巡るときは、このことを頭に入れて置いた方がよいでしょう。

この話を動画で見ることができます。
ヨーロッパ1000年の領土変遷

 ここから https://www.nicovideo.jp/watch/sm19739740

次回に続きます。次回は、ユーロプレートです。

今回は、阪急trapicsのツアー「さわやか中欧」での旅行でした。感謝の気持ちを込めて、この名前をお借りします。

このブログでのシリーズ記事は・・・
さわやか中欧 見てある記 -1-
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