１２月１８日の社説は・・・

大雪警報発令中です。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　介護報酬―「引き下げ」でいいのか
・　パキスタン―テロ根絶へ国際支援を

読売新聞
・　政労使合意　「人への投資」は企業の役割だ（2014年12月18日）
・　ＣＯＰ２０　温暖化対策に問われる実効性（2014年12月18日）
　
毎日新聞
・　パキスタン乱射　子らへの憎むべき蛮行 NEW (2014年12月18日)
・　高浜原発合格証　京都、滋賀の声　尊重を NEW (2014年12月18日)

日本経済新聞
・　原油安と制裁に揺れるロシア経済の不安
・　安全を徹底し車の信頼回復を

産経新聞
・　学校テロ　癒着絶ち徹底的な掃討を
・　学力テスト　競い合う効果に目向けよ
　
中日新聞
・　学校襲撃　イスラムの教えに背く
・　欠陥エアバッグ　タカタ任せは限界だ　　

※　パキスタンで子どもを狙った卑劣なテロが起きました。

産経です。
「パキスタン北西部のペシャワルにある軍運営の学校がイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動（ＴＴＰ）」に襲撃され、生徒ら約１５０人が死亡した。」

タリバンは、マドラサと呼ばれるイスラム神学校の学生たちが中心となってはじまったイスラム主義の運動です。

アフガニスタンでもイスラム教の戒律を極端に厳格に適用し、服装の規制、音楽や写真の禁止、娯楽の禁止、女子の教育の禁止などを強制していきました。

「　ＴＴＰは国内の過激組織の連合体で、イスラム法の厳格な適用を求め、反政府テロを繰り返している。女子の就学を否定し、これに批判の声を上げたマララ・ユスフザイさんを２年前に襲撃して瀕死（ひんし）の重傷を負わせた。」

タリバンは、軍事面および資金面でパキスタン軍の諜報機関であるISI（パキスタン軍統合情報局）の支援を受けていました。
だからこそ、
「パキスタン政府は真っ向からテロと立ち向かい、ＴＴＰを壊滅に追い込んでもらいたい。

　同国の政府と軍はかつて、領土問題で対立するインドに対抗するためイスラム過激組織を利用してきた。アフガニスタンの旧支配勢力タリバンも、アフガンに影響力を及ぼすため、パキスタン軍情報機関が育てた経緯がある。」

中日です。
「学校を標的にしたのはあまりに卑劣だ。同じ名前を持ち、やはりテロを続けるアフガンの旧支配勢力タリバンですら、今回の犯行を「イスラムの基本に反する」と非難声明を出したほど。」

その通りでしょう。