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江戸の御触書―生類憐みの令から人相書まで

2015-12-25 05:07:42 | 歴史関連情報
江戸の御触書―生類憐みの令から人相書まで  楠木 誠一郎



タイトルそのままの、江戸の御触書を紹介する本です。江戸時代というと遠い話のようですが、これを読むと、私たちと変わらない人たちであることがわかります。

「密告奨励 放火魔情報には銀子三十枚」

「災害続きの昨今 米や味噌を買い占めるな」

「ニセ薬造りは厳しく取り締まる」などなど。

中には「赤ん坊をおろすべからず」「葵のご紋はいかなる場合も使用禁止」というものも。

江戸庶民の暮らしがわかるお薦めの一冊です。 


目次です。

第1章 「自由」と「不自由」の終わりなき戦い―カタブツ幕府が躍起になった庶民の風俗・生活統制

第2章 治安管理にお上は大わらわ―御触書に見る軽犯罪から珍事件、凶悪犯罪まで

第3章 災害はいつの世も一大事―緊急事態!御触書が問う、時の幕府の真価

第4章 お上は「庶民思い」か「庶民泣かせ」か―御触書に表れる幕府の温情、非情、エゴ、勘違い

第5章 江戸時代の旅は楽じゃない―まるで海外旅行!御触書が語る七面倒な旅事情

番外編 庶民にはわからない武士の世界―『武家諸法度』だけでない、御触書に見る武士の掟


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