９月２５日の社説は・・・

民主党人事か中国か・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　日中４０年―交流の窓は閉ざすな
・　民主党人事―これで政治が動くのか

読売新聞
・　液化天然ガス　官民連携で高値買い是正せよ
・　いじめ問題　悪質な行為には厳しい処置を

毎日新聞
・　日中記念式典中止　長期戦覚悟し打開探れ
・　輿石幹事長続投　先送りの布石とするな

日本経済新聞
・　中国の揺さぶりに動じず沈着な対応を
・　輿石執行部で国会は動くのか

産経新聞
・　あす自民総裁選　荒海乗り切る舵取り役を
・　中国の尖閣攻勢　怯まずに対抗措置強めよ

中日新聞
・　４０周年式典中止　中国の本音を見極めよ
・　エネルギー予算　脱原発の本気度を疑う

※　昨日輿石幹事長続投を取りあげた読売と産経以外は、朝日・毎日・日経と、今朝取りあげています。（中日は独自の道を歩んでいます）

　月曜の社説というのは、前日が日曜日ということで、事前に書かれてストックしておいたものが出るのが普通です。

　だから、日曜日のニュースを月曜日の社説に取りあげるのは、機動力がないとできません。
　今回は、読売と産経が機動力を見せたことになります。

　さて、輿石幹事長について。

朝日「首をかしげるのは輿石氏を再任させたことだ。（中略）
　３党合意を堅持することを再確認するとともに、輿石氏ら執行部にもその方針を徹底することを約束するのだ。」

昨日の読売「あまりに「内向き」な人事ではないか。
　民主党代表に再選された野田首相が、輿石東幹事長に再任を要請し、輿石氏も受け入れた。」

毎日「何とも内向きだ。民主党の代表に再選された野田佳彦首相は党の要となる幹事長人事で輿石東氏の留任を決めた。」

日経「輿石氏の続投は解散先送りのメッセージといえる。党内の「選挙恐怖症」を一時的に和らげる効果はあろうが、内向きの判断だ。」

昨日の産経「民主党代表再選後の党人事で、首相は要となる幹事長に輿石東氏の続投を決めた。耳を疑う判断である。（中略）今回の人事は問題を先送りし、何もしないと宣言したに等しい。」

　昨日の読売が使った「内向き」を、毎日・日経が使い、産経の「耳を疑う」が、朝日では「首をかしげる」に変わりました。

　三党合意に賛成した５社の主張は、輿石幹事長に関してはほぼ一致していると言えます。

　大手新聞社で唯一三党合意に反対した中日は、今後この件をどう書くのか？

　明日以降が楽しみです。