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4月15日の社説は・・・

2014-04-15 05:14:13 | 社説を読む
鳥インフルが発生しました。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 地球温暖化―対策は待ったなしだ
・ 就学援助削減―格差拡大につなげるな

読売新聞
・ 核軍縮広島宣言 中国含む多国間交渉が必要だ
・ 竹富町の教科書 法改正の趣旨踏まえた対応に
 
毎日新聞
・ 広島核軍縮会合 被爆地へ首脳訪問促せ
・ 地球温暖化対策 危機回避の道筋描く時

日本経済新聞
・ 集団的自衛権行使の条件を詰めよ
・ CO2削減へ議論を深めよう

産経新聞
・ 鳥インフルエンザ 業者の協力で対策万全に
・ 独居高齢者 増やさぬ取り組み今から

中日新聞
・ 改正少年法 更生の理念忘れぬよう
・ ドイツは失敗したか<5> 染みだした核のごみ
 
※ 新聞休刊日の翌日。
 以前のネタから、最新のネタまでいろいろと並びました。

 目を引くのが、地球温暖化に3社が触れたことです。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめた報告書が出たからです。

毎日です。
「IPCCには三つの作業部会があり、各国の政府代表や科学者が参加している。第1部会は昨年9月、有効な対策が取られないと21世紀末の気温は最大4・8度上昇すると予測した。第2部会は先月、そうなれば世界的な食料危機や紛争を招く恐れがあると指摘した。第3部会の報告書は7年ぶりの改定で、具体的な削減対策やそのコストを評価した。」

 その影響は・・・

朝日「水資源や農作物などへの悪影響はすでに表れている。熱波や洪水、台風など極端な気象現象や海面上昇の恐れが高まり、生き物の大絶滅が起きかねない。水や食料の欠乏は、人間を戦争に駆り立てる要因にもなる。」

 温暖化を戦争と結びつけています。
 決して大げさではありません。

日経「悪影響を最小限に抑え気温上昇を2度未満にとどめるには温暖化ガスの排出を2050年時点で今より40~70%減らし2100年にはゼロか、マイナスにしなければならないという。」

「なまやさしいことではない。木材などのバイオマス発電の拡大やCO2を回収して地中に埋めるCCS(炭素回収・貯留)の実用化にも挑まねばならない。原子力も含めた低炭素エネルギーを3~4倍に増やす必要がある。」

 CCSという言葉が登場しました。
 CCSとは、化学・工学的に二酸化炭素を分離回収し、それを貯蔵・利用する手法です。光合成によるものなど、生物による二酸化炭素の吸収と貯留は、炭素固定と呼んで区別しています。
 いろいろな方法が考えられていますが、まだまだ非効率で決め手がありません。
 今後の研究が待たれます。

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