韓国大統領辞任、東京五輪会場でしょう。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 韓国の危機 超党派で国政の再建を
・ 東京五輪 これで大丈夫なのか
読売新聞
・ 五輪会場見直し コスト抑えつつ準備の加速を(2016年11月30日)
・ 南シナ海警備 ASEAN「海保」を支えたい(2016年11月30日)
毎日新聞
・ 朴大統領 混迷深めた「辞意表明」
・ 五輪会場と経費 さらなる削減の努力を
日本経済新聞
・ 韓国の政治混乱収拾へやむを得ぬ決断だ
・ 電力の供給力確保を促すには
産経新聞
・ 朴大統領が辞意 決断を混迷収束につなげ
・ 会期延長 緊張感持ち責務を果たせ
中日新聞
・ 五輪会場見直し 「もったいない」を貫け
・ 朴大統領辞意 時代の変化を見誤った
※ 読売以外が、韓国大統領を取り上げました。
ただ、ニュアンスは異なります。
毎日です。
「国会での弾劾訴追が現実味を帯びてきていた。国会の在籍議員3分の2の賛成で弾劾訴追され、憲法裁判所で認められれば任期途中で罷免される。過去に例がない不名誉な事態に追い込まれそうになった末の判断だろう。
ただし、条件を付けた。安定した政権移譲を行う環境を与野党で作れば退陣するというのである。」
「次期政権を狙う各勢力の思惑は食い違っており、協議が順調に進むとは考えづらい。朴大統領は、弾劾訴追を回避しつつ事態の沈静化を待つことを狙ったようにも見える。」
「今回の対応は混迷の度合いを深めたと言えよう。」
産経です。
「この事態に一番ほくそ笑んでいるのは北朝鮮である。危険な挑発に踏み切る恐れもなしとしない。日本も自らの安全保障上の観点を含め、注視していくべきだ。
折から、国連安全保障理事会は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、新たな制裁決議案を近く採択する見通しになっている。
新決議への北朝鮮の反発は必至であり、本来、韓国政治の停滞は許されない状況にある。」
中日です。
「約三十年前に軍事政権が終わり、韓国国民の多くは民主化は定着したと自負する。ところが、朴大統領は一部の側近や親友と政策、人事を決める「密室政治」を続け多様な民意に耳を傾ける努力を怠った。国民に「民主化以前の独断と権威主義の時代に逆戻りした」と怒りと失望が広がった。
韓国では厳しい受験競争、若者の就職難、高齢者福祉の貧弱さにより社会格差が拡大する。政権に近い人物や大企業だけが利益を得る現状に、いら立ちが募っていた。国民は対話を重視する開かれた政治を望んでいるが、朴政権は批判的なメディアに対し訴訟を起こし、歴史教科書の国定化を進めるなど強権的な手法が目立った。大統領は時代の変化を見誤ったというべきだろう。
大統領を追い込んだのが、ソウルでの参加者約三十万人(二十六日)という大規模デモだった。テレビ二局が政界と企業家の癒着を追跡して、政権中枢につながる不正を暴いた。大衆運動と報道が民主化を勝ち取ってきたという成功体験があったからだ。」
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 韓国の危機 超党派で国政の再建を
・ 東京五輪 これで大丈夫なのか
読売新聞
・ 五輪会場見直し コスト抑えつつ準備の加速を(2016年11月30日)
・ 南シナ海警備 ASEAN「海保」を支えたい(2016年11月30日)
毎日新聞
・ 朴大統領 混迷深めた「辞意表明」
・ 五輪会場と経費 さらなる削減の努力を
日本経済新聞
・ 韓国の政治混乱収拾へやむを得ぬ決断だ
・ 電力の供給力確保を促すには
産経新聞
・ 朴大統領が辞意 決断を混迷収束につなげ
・ 会期延長 緊張感持ち責務を果たせ
中日新聞
・ 五輪会場見直し 「もったいない」を貫け
・ 朴大統領辞意 時代の変化を見誤った
※ 読売以外が、韓国大統領を取り上げました。
ただ、ニュアンスは異なります。
毎日です。
「国会での弾劾訴追が現実味を帯びてきていた。国会の在籍議員3分の2の賛成で弾劾訴追され、憲法裁判所で認められれば任期途中で罷免される。過去に例がない不名誉な事態に追い込まれそうになった末の判断だろう。
ただし、条件を付けた。安定した政権移譲を行う環境を与野党で作れば退陣するというのである。」
「次期政権を狙う各勢力の思惑は食い違っており、協議が順調に進むとは考えづらい。朴大統領は、弾劾訴追を回避しつつ事態の沈静化を待つことを狙ったようにも見える。」
「今回の対応は混迷の度合いを深めたと言えよう。」
産経です。
「この事態に一番ほくそ笑んでいるのは北朝鮮である。危険な挑発に踏み切る恐れもなしとしない。日本も自らの安全保障上の観点を含め、注視していくべきだ。
折から、国連安全保障理事会は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、新たな制裁決議案を近く採択する見通しになっている。
新決議への北朝鮮の反発は必至であり、本来、韓国政治の停滞は許されない状況にある。」
中日です。
「約三十年前に軍事政権が終わり、韓国国民の多くは民主化は定着したと自負する。ところが、朴大統領は一部の側近や親友と政策、人事を決める「密室政治」を続け多様な民意に耳を傾ける努力を怠った。国民に「民主化以前の独断と権威主義の時代に逆戻りした」と怒りと失望が広がった。
韓国では厳しい受験競争、若者の就職難、高齢者福祉の貧弱さにより社会格差が拡大する。政権に近い人物や大企業だけが利益を得る現状に、いら立ちが募っていた。国民は対話を重視する開かれた政治を望んでいるが、朴政権は批判的なメディアに対し訴訟を起こし、歴史教科書の国定化を進めるなど強権的な手法が目立った。大統領は時代の変化を見誤ったというべきだろう。
大統領を追い込んだのが、ソウルでの参加者約三十万人(二十六日)という大規模デモだった。テレビ二局が政界と企業家の癒着を追跡して、政権中枢につながる不正を暴いた。大衆運動と報道が民主化を勝ち取ってきたという成功体験があったからだ。」