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週刊 日本の100人 第76号 島津斉彬

2019-09-25 05:16:34 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 島津斉彬

シリーズ第76号は島津斉彬です。



 島津斉彬は、明らかに明治維新の方向を決定づけた功労者です。

 曽祖父・重豪の影響で蘭学を学び、徳川斉昭ら諸大名と政治・国際情報を交換してきました。
 シーボルトなどの洋学者や外国の商船員と交わり、世界の動きと西洋の科学を学ぶ機会が多くあり、その研究や洋書の翻訳に多大な資金援助を与えていました。
 また、琉球問題の処理を幕府から委任されるなど、その信頼感は高いものでした。

 ペリー来航の予告情報を長崎でいち早く入手し、藩としての対策も立てています。
 嘉永4年の家督相続後は、藩政を刷新し、殖産興業を推進します。これが、明治新政府にも引き継がれました。
 精錬所、反射炉や溶鉱炉などをもった近代的工場集成館は、今も残る日本初の工場群です。

 49歳の死はあまりにも早すぎました。

 ただ、その死については、いろいろ語られています。

 
 本誌の内容です。

■特集
島津斉彬
 西洋人も人なり、佐賀人も人なり、薩摩人も人なり
 
■ライフ&タイム
日本近代化を牽引した開明的な藩主の49年
 近づく西欧列強の足音/開かれた異国への扉
 藩主就任までの長き道のり/強く豊かな日本のために
 望み半ばで迎えた終焉

■ヒューマンエピソード
万人に耳を傾けた懐深き国際派

■クローズアップ
「民富めば国富む」日本の産業革命開始

■人物スクランブル
島津斉彬 人物相関図
 調所広郷/ポンペ・ファン・メールデルフォールト/伊達宗城/西郷隆盛

■後世への遺産
日の丸、殖産興業……ものづくり大国ニッポンの礎

■評伝アラカルト
島津斉彬考
 松平春嶽/芳 即正/高野 澄
 佐藤雅美/山口不及/安部龍太郎

■ビジュアル人物事典
 東久邇稔彦/比企能員/樋口一葉/土方歳三
 日野富子/卑弥呼/平賀源内/平田篤胤

■日本の100人ミュージアム

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