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7月22日の社説は・・・

2014-07-22 05:12:15 | 社説を読む
日経、産経以外はBRICS銀行か。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 公益法人認定―多様な価値観に立つ
・ 精神医療改革―あくまでも地域へ

読売新聞
・ 白ナンバー輸送 過疎地の足を確実に維持せよ(2014年07月22日)
・ BRICS開銀 欧米主導への対抗軸となるか(2014年07月22日)  

毎日新聞
・ 核のゴミ処分 再稼働の前に考えたい (2014年07月22日)
・ 脱法ドラッグ 迅速対応で締め出そう (2014年07月22日)

日本経済新聞
・ ビッグデータ活用で成長めざせ
  
産経新聞
・ 社会保障会議 改革と負担の内容を示せ
・ 国際科学五輪 学ぶ意欲育み才能開花を

中日新聞
・ 再生エネ推進 買い取り制手直し急げ
・ 五輪会場見直し モッタイナイの精神で
 
※ 予想に反し、朝日、毎日、中日はBRICS銀行を取り上げませんでした。
 日経、産経、読売の3社は、経済を重んじる傾向にあります。経済に強いと言ってもいいでしょう。そうしたところが、社説に表れてきます。

 今回は、日経のビッグデータを取り上げます。

「膨大なデータを収集・分析し、それに基づいて需要を予測したり、隠れた消費者ニーズを探り当てたりする「ビッグデータ」の活用が注目されている。

 データの有効利用は企業の競争力向上に役立つだけでなく、交通事故の低減など社会問題解決のための武器にもなる。官民ともにビッグデータを扱う技量を磨くことで、国全体の生産性を高め、国民生活の向上をめざしたい。」

 私も、ビッグデータに注目しています。
 いろいろな実例が紹介されています。

・ 料理レシピサイトのクックパッドは、毎月のべ4000万人を超える利用者がどんなキーワードで検索したかを「たべみる」というデータベースにまとめ、食品メーカーや小売りチェーンに有償で提供している。

・ 牛は発情すると、いつもより歩数が増加する。富士通はこんな事実に着目し、畜産農家向けの繁殖支援システムを開発した。

・ 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、自社のジェットエンジンやタービンに多数のセンサーを取り付け、振動や温度などを細かく監視。異常の兆候があれば、部品交換などの措置をとる。

・ NECは発電プラント向けに、総合水道事業大手のメタウォーターは上下水道向けに、ビッグデータの活用を始めた。故障の芽を早めに摘むことで、設備の稼働率を高める狙いだ。

・ 東日本大震災の際は、ホンダやパイオニアなどが車のカーナビの位置情報をもとに、どの道が不通で、どの道が通れるかを示す「道路通行実績マップ」をつくって広く社会に公表した。

・ 埼玉県は車の走行情報を集めて、急ブレーキの多い「危険場所」を割り出した。そこに注意喚起の電光掲示板を置いたり、ドライバーの視界を妨げる木を伐採したりして、人身事故を2割低減したという。

・ 電力の需要予測の精度が上がれば、夏場に需要が急増した時もそれに先回りして供給を増やせるので、予期せぬ停電のリスクを抑えられる。

・ 診療報酬明細書(レセプト)のデータを解析すれば、過剰な検査や投薬などを洗い出すことも可能になり、医療コストを削減しやすくなる。

 問題は個人情報との兼ね合いです。

「個人に関するデータとして保護されるべき情報と、個人を特定できないように加工すればビジネスなどに活用してもいい情報の線引きを明確にする必要がある。それにより、データを利用する企業や行政にとっても、データを提供する国民にとっても安心できる環境を整えてほしい。日本企業が世界でビジネスをしやすくするために、海外のプライバシー保護制度との調和も重要な課題である。」

 その通りです。


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