あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

岐阜市立長良東小学校-2-

2009-11-11 05:52:15 | 教育関連情報
岐阜市立長良東小学校の秘密を探るシリーズです。
今日は、図工室の掲示物から考えてみます。

図工でよくある悪い例は、「子どもの自由な発想を」「のびのびと思ったままに」という言葉を鵜呑みにして、指導をしないでやらせっぱなしに作品づくりをさせることです。

言葉は美しいのですが、作品を見るとすぐにわかります。
やりきれなく感じます。
美名の裏で、子どもたちの成長の芽を摘んでいるのです。

まず、確かな手法を教え、いろいろなアイデアを掘り起こした上で、「自由にやってごらん」と自主性に任せつつ、所々でフォローするのが教師の仕事なのです。

混色の練習です。
これで、絵の具を混ぜることにより、色には無限の可能性があることを学びます。


絵画指導を象徴する写真です。
指導の要素が見えてきます。


2年生5月の「アスレチックであそんだよ」の指導です。
手や足など、力の入った一番大切な所から描かせています。


同じく2年生の7月には、「手」をザリガニの「はさみ」に見立てています。


さらに10月の「ほってほって見つけたよ」の絵です。
気持ちの入った手から描き、そこから全体を描いています。
段階的に指導しているのがわかります。
これでいいのです。


「お面のパーツを作ろう」の作品です。


いろいろな手法を紹介しています。


これでもかというくらいに、教師自作のパーツが並んでいます。


ここから選ぶもよし、さらに新方式を編み出すのもよし。



面のデザインのためにも、世界の面を紹介しています。
既成概念を崩すのは、多くの作品を見せるのが一番です。

教室の右前には、「段ボールを知ろう」として、いろいろな加工例が紹介されていました。


習得と活用が議論されています。

図工では、その成果が端的に表れることがわかりました。
指導することの大切さを学ぶことができました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。