10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)は読書週間です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 原子力政策―経産省が牛耳るのか
・ 冬ソナ10年―ずっと韓流頼みでは
読売新聞
・ 第3セクター債 バブルの清算を加速させたい
・ 中国近隣外交 尖閣への影響が懸念される
毎日新聞
・ 読書週間 読み聞かせが養う力
・ 視点 米国の盗聴活動=論説委員・布施広
日本経済新聞
・ 成長戦略の見直しに動く世界の大企業
・ 改革の鍵は労働市場づくりだ
産経新聞
・ 核不使用声明 抑止力の維持を損なうな
・ 学力テスト 競い合い学ぶこと大切だ
中日新聞
・ 読書週間 本の森へ分け入ろう
・ 特養入所制限 不安をあおらないか
※ 昨日の読売に続き、毎日、中日が読書週間を取り上げました。
産経は学力テストです。
「小中学校の全国学力テストで、学校別の成績公表に市町村教育委員会が消極的なことが文部科学省の調査で分かった。
学校別の成績は、他校の長所を学び、自校の弱点を知る貴重な資料になる。その公表を縛るのはやはりおかしい。文科省は、市町村教委に公表を促すためにも、すみやかに現行方式を見直してほしい。」
成績の公表とは何でしょうか?
今でも、多くの学校や地教委が傾向や問題点を公表しています。
マスコミや一部首長が言う公表とは平均点のことです。
これはナンセンスです。
その学校の、過去数年の平均との比較ならまだいいのですが、多校との比較は意味がありません。
ベースが違うからです。
平均点は、低い点の子の数が大きく影響します。
「学習障害」の診断があるないは別として、低い点しか取れない子はいます。
A:100 80 70 10 80
B: 90 70 60 60 60
この2グループの平均点は同じ、68点です。
全体として、Aグループの方が質が高いのですが、10点の子が大きく平均を下げています。
もし、その日に10点の子が欠席すると、
それまでの平均 68点 が、82.5点と大きく変わるのです。
これはあくまでもモデルであり、実際は母数が多いのでここまで目立たないのですが、原理は同じです。
例えば、不登校生徒が多いほど平均点が上がるという、逆転現象すら起こりうるのです。
中日新聞が特養の入所制限を取り上げました。
「厚生労働省は新しく入所する人を対象に、要介護度の基準を一番軽い「1以上」から中重度の「3以上」に厳しくする考えだ。」
「中重度者を入所しやすくする。入所を待つ「4以上」の人は全国に約六万七千人いる。二〇一五年度からの実施を目指す。
特養の入所制限は社会保障制度改革国民会議が「中重度者への重点化」を求めていることに対する対応だ。」
中日は批判的ですが、介護保険を納めている、本来必要な六万七千人の人が入れないのはやはり問題です。
要介護1や2の人は、別の方法が考慮されるべきでしょう。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 原子力政策―経産省が牛耳るのか
・ 冬ソナ10年―ずっと韓流頼みでは
読売新聞
・ 第3セクター債 バブルの清算を加速させたい
・ 中国近隣外交 尖閣への影響が懸念される
毎日新聞
・ 読書週間 読み聞かせが養う力
・ 視点 米国の盗聴活動=論説委員・布施広
日本経済新聞
・ 成長戦略の見直しに動く世界の大企業
・ 改革の鍵は労働市場づくりだ
産経新聞
・ 核不使用声明 抑止力の維持を損なうな
・ 学力テスト 競い合い学ぶこと大切だ
中日新聞
・ 読書週間 本の森へ分け入ろう
・ 特養入所制限 不安をあおらないか
※ 昨日の読売に続き、毎日、中日が読書週間を取り上げました。
産経は学力テストです。
「小中学校の全国学力テストで、学校別の成績公表に市町村教育委員会が消極的なことが文部科学省の調査で分かった。
学校別の成績は、他校の長所を学び、自校の弱点を知る貴重な資料になる。その公表を縛るのはやはりおかしい。文科省は、市町村教委に公表を促すためにも、すみやかに現行方式を見直してほしい。」
成績の公表とは何でしょうか?
今でも、多くの学校や地教委が傾向や問題点を公表しています。
マスコミや一部首長が言う公表とは平均点のことです。
これはナンセンスです。
その学校の、過去数年の平均との比較ならまだいいのですが、多校との比較は意味がありません。
ベースが違うからです。
平均点は、低い点の子の数が大きく影響します。
「学習障害」の診断があるないは別として、低い点しか取れない子はいます。
A:100 80 70 10 80
B: 90 70 60 60 60
この2グループの平均点は同じ、68点です。
全体として、Aグループの方が質が高いのですが、10点の子が大きく平均を下げています。
もし、その日に10点の子が欠席すると、
それまでの平均 68点 が、82.5点と大きく変わるのです。
これはあくまでもモデルであり、実際は母数が多いのでここまで目立たないのですが、原理は同じです。
例えば、不登校生徒が多いほど平均点が上がるという、逆転現象すら起こりうるのです。
中日新聞が特養の入所制限を取り上げました。
「厚生労働省は新しく入所する人を対象に、要介護度の基準を一番軽い「1以上」から中重度の「3以上」に厳しくする考えだ。」
「中重度者を入所しやすくする。入所を待つ「4以上」の人は全国に約六万七千人いる。二〇一五年度からの実施を目指す。
特養の入所制限は社会保障制度改革国民会議が「中重度者への重点化」を求めていることに対する対応だ。」
中日は批判的ですが、介護保険を納めている、本来必要な六万七千人の人が入れないのはやはり問題です。
要介護1や2の人は、別の方法が考慮されるべきでしょう。