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祝日とは?

2013-10-14 05:29:33 | 社会科こぼれ話
今日は体育の日。

あれっ?体育の日は10月10日では??

そう、10月10日は1964年東京オリンピックの開会式のあった日で国民の祝日にしたのですが、2000年からは「ハッピーマンデー制度」により、10月の第2月曜日となりました。

将来は、10月10日を体育の日というと歳がばれるかも?

祝日と祭日を調べてみました。

《 国民の祝日に関する法律 》(昭和二十三年七月二十日法律第百七十八号)

第一条  自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。
第二条  「国民の祝日」を次のように定める。
・・・
体育の日 十月の第二月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
・・・
 15の祝日について触れています。
 


さて、今でもよく「祝祭日」という言葉を聞きますが、「祭日」とは何でしょう?

日本では、大日本帝国憲法下の日本における国家の定める休日が「祝祭日」だったのです。「祝日」と「祭日」に分かれています。

「祝日」は、四方拝(新年)、紀元節 - 2月11日 、天長節(天皇誕生日)など

「祭日」は、元始祭 - 1月3日 、春季皇霊祭 - 春分日、秋季皇霊祭 - 秋分日、神嘗祭 - 10月17日、新嘗祭 - 11月23日など


ところが、昭和23年以後は「国民の祝日に関する法律」により、「祝日」に統一されました。今では「祭日」はありません。戦前の名残なのです。

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