大名は「年収10億円」以上!? 江戸時代の武士の給与って? 働き方は現代の職業と比べてホワイト?
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大名と呼ばれる1万石以上を得られていた武士の給料は、1万石=1万両=約10億円以上の価値があった
武士全体の平均年収は、現代の価値に直すと約500万円ほど
下級武士となると話が別です。江戸時代には薄給の武士をさげすむ「さんぴん侍」という言葉がありました。これは俸禄が3両1扶持(ふち)米だったことに由来します。1扶持米とは、1人の人間を養えるくらいの米を支給するという意味で、下級武士には1年間でおおよそ1石分の米が与えられていました。
つまり最下層の武士の年収は、3両1扶持米=4両=約40万円だった計算になり、暮らしはとても成り立たない額だったと推測できます。
城の警備役を勤める武士が年収40万円のさんぴん侍で、月に10日間、1日当たり日中8時間労働を行っていたとすると、時給は約417円と計算できます。求人検索エンジンIndeedによると、日本の警備員の平均時給は892円(2023年3月)ですので、武士の労働時間がどんなに短かったとはいえ、割に合わない仕事だった