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12月25日の社説は・・・

2014-12-25 05:24:33 | 社説を読む
クリスマスです。

社説は、安部新内閣で一色でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 第3次安倍内閣―数におごることなかれ
・ 第3次安倍内閣―財政再建に道筋つけよ

読売新聞
・ 第3次安倍内閣 経済再生と好循環を完遂せよ(2014年12月25日)
 
毎日新聞
・ 第3次安倍内閣 異論に耳傾ける政治を
 
日本経済新聞
・ 対話重視の政権運営を心がけよ
 
産経新聞
・ 第3次安倍内閣 強い日本へ加速する時だ

中日新聞
・ 政治は全国民のために 第3次安倍内閣発足 

※ タイトルを見るだけで安部政権にタイする、新聞社としての立ち位置がわかります。

応援しているのは読売と産経です。

読売
「第3次内閣が最優先すべきは、無論、足踏み状態にあるデフレ脱却を再び加速し、経済再生を成し遂げることだ。衆院選で論点となった格差の是正や実質賃金の上昇にも力を入れねばなるまい。」

産経
「第3次安倍晋三内閣の発足に先立ち、首相は「強く誇りある日本」をつくる決意を表明した。それは衆院選で国民が信任した路線であり、首相は言葉通り、山積する困難な課題に逃げることなく取り組み、実績を挙げてほしい。」

バランスのよいのは日経です。

「長ければよいわけではないが、長期政権ならばかなり先まで見通して手を打てるし、目先の受け狙いのような施策に走る必要もなくなる。長期的視野から生まれる政治力をどう使うか。政治家としての真の力量が試される局面だ。

 政治とは、大衆のさまざまな利害を調整し、国の針路を定める作業である。行き先不明で漂流されては困るが、黙ってついてこいでも困る。大事なのは対話である。」

「安倍政権は2つの顔をもっている。ひとつ目が日本の伝統を重んじ、愛国心を称揚し、外国に弱みを見せない保守路線だ。もうひとつはバブル景気の崩壊から20年も低迷してきた日本経済を再生し、国民の日常生活をよくしようというアベノミクス路線である。」

例えば中国とは、歴史認識を大切にすると経済交流のマイナスになります。
この二つは、矛盾するのです。

そこを、日経は「対話」という言葉で解決しろといっているのです。

その通りでしょう。

やや距離を置いているのが朝日、毎日、中日の「3日」新聞です。

朝日
「安倍政権は衆院で3分の2、参院で過半数の勢力を確保。自民党内に強力なライバルが見あたらない状況を考えると、長期政権を予感させる船出である。
 であればこそ、安倍氏は数の力におごることなく、少数意見にも耳を傾ける丁寧な政権運営を心がけるべきだ。」

毎日
「主要国で突出した危機的な財政の下、わが国は人口減少の本格化や大都市圏の急激な高齢化を迎える。政治にいま必要なのは負担を分かち合うようなテーマでも国民合意をじっくり形成する包容力であろう。地に足のついた政権運営を望みたい。」

中日
「第三次安倍内閣が発足した。政治は政権を支持した人だけでなく、すべての国民のためにある。政権再始動に当たり、あらためて肝に銘じてもらいたい。」

意見はいろいろあるからよいのです。

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