江戸時代の物流現場はバトルロイヤル? 河岸問屋vs船持、利権争いの歴史をひも解く【連載】江戸モビリティーズのまなざし(25)
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江戸時代、思川筋を中心に発展した河川運輸では、問屋と船持が利権を巡って対立し、頻繁にトラブルが発生していた。中小運輸業者の83%が人手不足に陥る現代とは異なり、17~18世紀の水運では人手が充実していたが、それにより問屋と船頭の力関係が逆転する事態も生じていた。農村生活を支える生活必需品を運ぶ上り船が重要視され、地域ごとの格差が広がっていたことがわかる。