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岩倉市文化財保護委員会研修視察-3-

2009-03-27 06:39:20 | 取材・旅行
ここは玉泉寺。

 平安時代中期、比叡山中興の祖といわれる慈恵人師、良源(元三大師)が開山した天台宗の寺です。
 慈恵は、宇多天皇を父に、木津氏の娘月子姫を母としてこの地に生まれました。

 本尊の慈恵大師坐像は、鎌倉時代の作とされ、国の重要文化財に指定されていますが、母の看病をしていた慈恵が、寺へ戻る自分の身代りとして自ら刻んだものと伝えられています。

 寺院はその後、織田信長の兵火で全焼し、現在の本堂は、江戸時代後期に彦根藩主の井伊氏が寄進したものです。

 境内には他に、書院、経蔵、鐘楼、庫裏などが並んでいます。

 この元三大師がおみくじを始めたといわれています。

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