あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

竹田恒泰氏講演会 「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」

2015-09-15 05:55:57 | 日記
「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」 竹田恒泰氏講演会



9月12日の講演を聴いてきました。
印象に残ったことをまとめてみます。

--------------------

○ 終戦70年、日本を見直すよい機会。
 安部総理がアメリカで演説し高い評価を得た。アメリカの世論調査は「これ以上謝罪などいらない」が61%ある。「未来を見よう」という、平和の道が評価された。

○ 中国の習政権は、9月3日の抗日式典で1万社の工場を休業にして青空を演出した。兵器、軍事行進をした。
 客を招待したが主要国はプーチンのみ。韓国の大統領も参加したがサングラスをしてうつむいて座っていた。「だったら行くな!」と思った。

○ 抗日パレードなのに、当時日本と交戦した国はひとつもいない。中華人民共和国は、終戦後に出来た国。存在しない国が、日本とどうやって戦ったのか?
 日本と戦ったのは国民党軍。共産党は戦っていない。

○ ようやく日本が自信を持ち始めたきっかけは、東北大震災の頃から。
 他者のために生きる。あの状況で、冷静に、助け合いながら生きていた。その姿を見て日本人が世界中であまりにもほめられた。
 アメリカでハリケーンがおきれば暴動・略奪は当たり前だ。2008年中国の四川大地震では少ない食料と水をめぐって殺し合いがあった。
 なぜ日本人は秩序を保つのか。世界的には「信じられない!」と思われたが、それが和の精神だ。

○ 戦争で負けるときついのは、その国の歴史が否定されること、民族の誇りが踏みにじられることだ。

 歴史教育を見るとわかる。アメリカでは歴史を学ぶと「楽しい、よかった」となる。中国も教科書を見ると、「我が国はすごい」と書いてある。
 日本で歴史教育を受けて、「日本に生まれてありがたい」と思った人はいない。なぜなら、日本の良いところをGHQが消したから。

○ 天皇のよいところも消された。今残っている歴史はどうか?
 大化の改新を習ったはず。中大兄皇子という皇太子が、蘇我入鹿という総理大臣を殺した。皇居、しかも天皇の前で。今でいうなら、皇太子が○○総理を殺したようなもの。
 壬申の乱はどうか?大友皇子に対し、大海人皇子が反乱を起こした。今でいうなら・・・。(笑)保元の乱はどうか?今でいうなら・・・・。

○ 日本の誇り高いことを具体的に述べる。まずは「歴史の長さ」だ。
 世界の歴史は「王朝の交代」の歴史だ。日本は2000年以上、王朝交代はない。
 中国なんて、中国4千年の歴史といいながら、まだ66年だ。清は満州民族、元はモンゴル民族が漢民族を支配してきた。王朝文化の継承者はいない。全て破壊される。
 国連加盟国193国の中で、世界最古の国は日本だ。
 神武天皇依頼2675年。2から9代がいないという人もいるが、短く見積もっても2000年はOK。世界で2000年続いたのはない。
 2位 デンマーク 1000数十年。
 3位 イギリス  ノルマン朝としても900数十年。
 日本が世界最古の国家だ。2000年前の天皇子孫が現存してるのは奇跡。

○ 弥生時代、縄文時代があった。その前に、先土器時代打製石器、その後に磨製石器の時代があった。これが一番古い。磨製石器の人類最古のものは?日本にある。
 次の道具は土器。石器と土器が揃えば「文明の発生」といわれるが、世界最古の土器は青森県の大平山元遺跡で1万7先年前のもの。しかも、調理の跡があった。日本は料理の発祥。

○ よく文明は大陸から伝わったといわれるが、言葉が違う。中国と日本を比べればわかる。
 日本語と中国語は人称代名詞がかぶらない。語順も違う。これは、元々日本の文化があったからだ。もちろん中国から取り入れた文化もあるが、取り入れた上でそれ以上に育てた。

○ 今、中国では、日本の米を日本の値段の100倍で売っている。それでも売れる。おいしいから。これはすごいことだ。
 米の起源は大陸から学んだものでも、日本国内で品種改良し、大陸よりおいしくしている。

○ 世界最初で鉄道を走らせたのはイギリス。しかし、今の鉄道技術は日本が世界一。
 造船もオランダから学んだ。今は日本だ。車はアメリカだが今は日本だ。

○ 日本はものをつくる価値観が違う。日本人にとって、仕事は人生にとっての喜び。生涯現役は最高の生き方だ。
 欧米は、仕事は幸せではない。労働は懲役だと思っている。
 
○ ペットボトルに入れた水が100円で売っている。その水に100円以上の価値があると思うから、100円を出して買う。生産者も、小売店も売り上げがあり、収入になる。みんなが幸せになれる。働くとは、みんなが幸せになると言うこと。

○ 幕末にぺりーが来る2年前、イギリスのマリーナ号という軍艦が来た。イギリスは、その軍艦でアジアの国に言うことを聞かせてきた。みんながビビッたからだ。
 日本人も乗り込ませれば言うことを聞くだろうと思ったら、日本人は全員軍艦の構造をメモし出した。逆に、イギリス人がビビった。「日本人は自分で軍艦を作ろうとしている」
 4年後には本当に作った。造船では、日本が今や世界最高の技術だ。

○ カンボジアでは、道が広いががたがただ。しかし、突然ゆれない道に出た。日本がODAで造った道で、日本の国旗が見えた。また揺れた道担ったら、韓国のODAで作られた道だった。

○ 日本人は強制労働でも手抜きをしない。
 ソ連により57万人が拉致されシベリア等に送られ、5万5千人が命を落とした。
 ウズベキスタンに、日本人がつくったナヴォイ・オペラ・バレエ劇場がある。当時、450人の日本人は黙々と働いた。同じ捕虜のドイツ人は手抜き。変なものを造ったらはずかしいから、完璧なものを作ろうという考え方。設計図から手を加えたそうだ。
 ウズベキスタンでは、「将来日本人のような立派な大人になれ」と子どもに教えているという。
 ウズベキスタンは大の親日国だ。1966年にウズベキスタンは大地震に襲われたが、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場だけはびくともしなかった。今もそのまま使われている。

○ ビルゲイツは、「金持ちになったら幸せになれる」と思った。実際に世界一金持ちになったら、「幸せじゃない」と悩んだ。「このお金を世のために使おう」とビルゲイツ財団を設立し寄付を始めた。最近では「いい感じ」だそうだ。人生金じゃないことがわかった。

○ 日本はいつからは始まったからわからないが、ずっと大切にしてきた。和の精神だ。
 大災害で人間の本性が出る。日本人は日本人。和の精神は染み付いている。
 戦後70年、アベノミクスやオリンピックで少しずつ変わってきた。
 まだ苦しんでいる人もいるが、ようやくここにきた。まだ時間がかかるが、日本人は誇りを持てばいい。きっかけになればいい。家庭や地域が明るくなればいい。精神性の根本にあるものは変わっていない。それを誇りにして胸にして生きていきたい。

--------------------

 詳しくは、竹田氏の著書をお読みください。
 

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。