今日は海の日。
国立西洋美術館を取り上げる社も。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 海の再生 豊かな「里海」へ、行動を
読売新聞
・ 中国成長横ばい 過剰な生産設備の是正を急げ(2016年07月18日)
・ 広域通信制高校 脆弱な監督体制を見直したい(2016年07月18日)
毎日新聞
・ 敗北後の民進党 甘い総括ではいけない
・ 裁判員と負担 参加しやすい仕組みを
日本経済新聞
・ まず日欧EPAとTPPに集中せよ
・ 民の力で空港の活性化を
産経新聞
・ 最低賃金 引き上げへ環境の整備を
・ 海の日 「守る」決意を新たにせよ
中日新聞
・ 消えざるものはどこへ 海の日に考える
※ 海の日が3社、西洋美術館は明日に持ち越しですね。
中日が秀逸です。
「海の日を、祝日法は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と定めています。海の恩恵を忘れ、痛めつけてはいないでしょうか。
外洋に面した海岸に立ってみると、海は果てしなく広がっているように見えます。一体、どれぐらいの大きさなのでしょう。
七つの海を合わせると、海の面積は三億六千万平方キロ余。地球の表面の70%が海に覆われていることになります。深さの平均は三千八百メートルほどだそうです。
想像を絶する13垓リットル
すると、海水の総量は、約十三億七千万立方キロ。なじみ深いリットルに換算すると、十三垓(がい)七千京(垓は京の一万倍)という想像を絶する数字になってしまいます。
だからでしょうか。私たちは、ともすれば海を宇宙と同じような無限の存在とみなしがちです。
でも、母なる海はすべてを包み込んでくれるのでしょうか。
量子力学の祖、シュレディンガーが水の分子についてこんな説明をしています。
-いま仮に、コップ一杯の水の分子にすべて目印をつけることができたとします。次にこのコップの中の水を海に注ぎ、海を十分にかきまわして、この目印のついた分子が七つの海にくまなく一様にゆきわたるようにしたとします。もし、そこで海の中のお好みの場所から水をコップ一杯汲(く)んだとすると、その中には目印をつけた分子が約一〇〇個みつかるはずです。(岩波文庫『生命とは何か-物理的にみた生細胞-』岡小天、鎮目恭夫訳)」
この後にも、プラスチックの話が続きます。ぜひお読みください。
読売です。
「構造改革に伴う痛みをどう克服し、安定成長を実現するのか。中国の経済運営の難しさが改めて浮き彫りになった。
景気の腰折れを避けつつ、過剰設備の整理や、非効率な国有企業を淘汰とうたする難題に取り組まねばならない。
中国の今年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6・7%増となった。成長率は前期から横ばいで、4四半期ぶりに下げ止まったが、リーマン・ショック以来7年ぶりの低成長だ。
投資や輸出が振るわず、高度成長の原動力だった「世界の工場」モデルの限界が鮮明となった。
習近平政権は、投資中心の高成長から、消費主導で安定成長する「新常態」(ニューノーマル)への転換を目指している。だが、肝心の消費は、投資や輸出を補完するほどの力強さを欠いている。」
中国は世界経済のリスクの一つ。爆買いもそうですが、制度的に危うい中国に頼る方が間違っているのかもしれません。
毎日です。
「だが裏を返せば、共闘は野党第1党の民進党が主導したわけではないということだ。
選挙中、「旧民主党政権には失望した」「もう政権は任せられない」という有権者の声をどれだけ聞いただろう。党名を変更しても民進党への失望感はあまり変わらなかった。
消えない失望感が安倍政権への不満の受け皿になりきれなかった大きな要因だったと思える。より党の力が表れる比例代表では自民党は前回よりも増やしているのが現実だ。」
「内向きに党内の亀裂を恐れるばかりでは有権者の信頼は到底、取り戻せない。」
民進党がどんなにアベノミクスを批判しても、「だったら民主党時代になぜやらなかったの?」といわれたらおしまいです。
国民は覚えていますので、民進党は二度と政権党としては選ばないでしょう。
再編して、受け皿をつくった方が将来のためかもしれません。
国立西洋美術館を取り上げる社も。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 海の再生 豊かな「里海」へ、行動を
読売新聞
・ 中国成長横ばい 過剰な生産設備の是正を急げ(2016年07月18日)
・ 広域通信制高校 脆弱な監督体制を見直したい(2016年07月18日)
毎日新聞
・ 敗北後の民進党 甘い総括ではいけない
・ 裁判員と負担 参加しやすい仕組みを
日本経済新聞
・ まず日欧EPAとTPPに集中せよ
・ 民の力で空港の活性化を
産経新聞
・ 最低賃金 引き上げへ環境の整備を
・ 海の日 「守る」決意を新たにせよ
中日新聞
・ 消えざるものはどこへ 海の日に考える
※ 海の日が3社、西洋美術館は明日に持ち越しですね。
中日が秀逸です。
「海の日を、祝日法は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と定めています。海の恩恵を忘れ、痛めつけてはいないでしょうか。
外洋に面した海岸に立ってみると、海は果てしなく広がっているように見えます。一体、どれぐらいの大きさなのでしょう。
七つの海を合わせると、海の面積は三億六千万平方キロ余。地球の表面の70%が海に覆われていることになります。深さの平均は三千八百メートルほどだそうです。
想像を絶する13垓リットル
すると、海水の総量は、約十三億七千万立方キロ。なじみ深いリットルに換算すると、十三垓(がい)七千京(垓は京の一万倍)という想像を絶する数字になってしまいます。
だからでしょうか。私たちは、ともすれば海を宇宙と同じような無限の存在とみなしがちです。
でも、母なる海はすべてを包み込んでくれるのでしょうか。
量子力学の祖、シュレディンガーが水の分子についてこんな説明をしています。
-いま仮に、コップ一杯の水の分子にすべて目印をつけることができたとします。次にこのコップの中の水を海に注ぎ、海を十分にかきまわして、この目印のついた分子が七つの海にくまなく一様にゆきわたるようにしたとします。もし、そこで海の中のお好みの場所から水をコップ一杯汲(く)んだとすると、その中には目印をつけた分子が約一〇〇個みつかるはずです。(岩波文庫『生命とは何か-物理的にみた生細胞-』岡小天、鎮目恭夫訳)」
この後にも、プラスチックの話が続きます。ぜひお読みください。
読売です。
「構造改革に伴う痛みをどう克服し、安定成長を実現するのか。中国の経済運営の難しさが改めて浮き彫りになった。
景気の腰折れを避けつつ、過剰設備の整理や、非効率な国有企業を淘汰とうたする難題に取り組まねばならない。
中国の今年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6・7%増となった。成長率は前期から横ばいで、4四半期ぶりに下げ止まったが、リーマン・ショック以来7年ぶりの低成長だ。
投資や輸出が振るわず、高度成長の原動力だった「世界の工場」モデルの限界が鮮明となった。
習近平政権は、投資中心の高成長から、消費主導で安定成長する「新常態」(ニューノーマル)への転換を目指している。だが、肝心の消費は、投資や輸出を補完するほどの力強さを欠いている。」
中国は世界経済のリスクの一つ。爆買いもそうですが、制度的に危うい中国に頼る方が間違っているのかもしれません。
毎日です。
「だが裏を返せば、共闘は野党第1党の民進党が主導したわけではないということだ。
選挙中、「旧民主党政権には失望した」「もう政権は任せられない」という有権者の声をどれだけ聞いただろう。党名を変更しても民進党への失望感はあまり変わらなかった。
消えない失望感が安倍政権への不満の受け皿になりきれなかった大きな要因だったと思える。より党の力が表れる比例代表では自民党は前回よりも増やしているのが現実だ。」
「内向きに党内の亀裂を恐れるばかりでは有権者の信頼は到底、取り戻せない。」
民進党がどんなにアベノミクスを批判しても、「だったら民主党時代になぜやらなかったの?」といわれたらおしまいです。
国民は覚えていますので、民進党は二度と政権党としては選ばないでしょう。
再編して、受け皿をつくった方が将来のためかもしれません。