中日サンデー版に、都道府県の名前の由来が載りました。
地名の由来を知ることは、地理への興味・関心を高めるためにはとても大切です。
今回は、
滋賀:滋賀県は、1年半ほど前に、「近江県」「琵琶湖県」に改名するかどうか議論になりました。
その滋賀の地名の由来については諸説があります。
「石の多いところ」を意味する「シカ(石処)」に由来するという説
砂州または低湿地を意味する「スカ(砂処)」に由来するという説
柿本朝臣人麿の「ささなみの志賀の辛崎幸(からさきさき)くあれど大宮人の船待ちかねつ」という歌。「志賀」と呼ばれていました。
奈良:サンデー版にあるように、「平らな、平坦な(土地)」を意味する「なら(す)」であるという説が有力です。
「平城」を奈良と呼称しました。「平城京」といいましたね。
京都:東アジアでは、歴史的に「天子の住む都」を意味する普通名詞として京(きょう)、京師(けいし)が使用されていました。
北京、南京の京です。
西晋時代に世宗(司馬師)の諱である「師」の文字に代えて「都」を使い、京都(けいと)と言うようになりました。
京都は一般名詞だったのです。
大阪:1496年、浄土真宗中興の祖である蓮如によって書かれた御文の中に見られる「摂州東成郡生玉乃庄内大坂」の「大坂」が今のところ最も古い記述です。
蓮如が大坂と呼んだ一帯は、古くは浪速(難波・浪花・浪華)が地域の名称でした。しかし、蓮如が大坂御坊(いわゆる石山本願寺)を建立し、その勢力が周辺に延びて、大坂という呼称が定着しました。
兵庫:「兵庫」は武器倉庫のことです。天智天皇の頃、兵の武器の倉庫「つわものぐら(兵庫)」がありました。
和歌山:「和歌浦」の和歌と「岡山」の山との合成語とされています。
羽柴秀長による和歌山城築城の時、古代からの名勝地「和歌浦」を模して、秀吉が「和歌山」と命名しました。
近畿は、さすがに歴史的な縁による命名が多いようです。
地名の由来を知ることは、地理への興味・関心を高めるためにはとても大切です。
今回は、
滋賀:滋賀県は、1年半ほど前に、「近江県」「琵琶湖県」に改名するかどうか議論になりました。
その滋賀の地名の由来については諸説があります。
「石の多いところ」を意味する「シカ(石処)」に由来するという説
砂州または低湿地を意味する「スカ(砂処)」に由来するという説
柿本朝臣人麿の「ささなみの志賀の辛崎幸(からさきさき)くあれど大宮人の船待ちかねつ」という歌。「志賀」と呼ばれていました。
奈良:サンデー版にあるように、「平らな、平坦な(土地)」を意味する「なら(す)」であるという説が有力です。
「平城」を奈良と呼称しました。「平城京」といいましたね。
京都:東アジアでは、歴史的に「天子の住む都」を意味する普通名詞として京(きょう)、京師(けいし)が使用されていました。
北京、南京の京です。
西晋時代に世宗(司馬師)の諱である「師」の文字に代えて「都」を使い、京都(けいと)と言うようになりました。
京都は一般名詞だったのです。
大阪:1496年、浄土真宗中興の祖である蓮如によって書かれた御文の中に見られる「摂州東成郡生玉乃庄内大坂」の「大坂」が今のところ最も古い記述です。
蓮如が大坂と呼んだ一帯は、古くは浪速(難波・浪花・浪華)が地域の名称でした。しかし、蓮如が大坂御坊(いわゆる石山本願寺)を建立し、その勢力が周辺に延びて、大坂という呼称が定着しました。
兵庫:「兵庫」は武器倉庫のことです。天智天皇の頃、兵の武器の倉庫「つわものぐら(兵庫)」がありました。
和歌山:「和歌浦」の和歌と「岡山」の山との合成語とされています。
羽柴秀長による和歌山城築城の時、古代からの名勝地「和歌浦」を模して、秀吉が「和歌山」と命名しました。
近畿は、さすがに歴史的な縁による命名が多いようです。