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岐阜市立加納中学校へ行ってきました

2022-10-30 07:00:38 | 日記

昨日(2022年10月29日)、第45回 岐阜市立加納中学校 研究発表会へ行ってきました。

20年近く前、この中庭で、学年合唱が行われました。

かなり服装が乱れていた、いわゆるワルそうな男子生徒が、いざ伴奏が始まると顔がキリッとし、歌い始めると真剣に歌っていたのを思い出します。

「歌への思い入れが違う!」

おそらく、加納小でオペラを経験した子でしょう。ワルのレッテルを貼った自分が恥ずかしくなりました。 

今回のテーマは、

社会科部会のテーマは、見方・考え方を働かせて、社会的事象を自分事としてとらえ、よりよい社会を形成する生徒を育てる社会科学習です。

1年4組では、「応仁の乱によって、時代はどんなふうに変化したのだろう」という課題について、「政治、産業、民衆の生活、文化」の見方で、前と後を「比較」しながら考えていきました。

1年5組では、「承久の乱によって、社会はどのように変化したのだろう」という課題について、「幕府が支配する範囲、幕府と朝廷との関係、土地の所有 など」の見方で、前と後を「比較」しながら考えていきました。

この課題は、よく行われます。

2年6組では、「東京都が帰宅困難者に対して、72時間帰宅せず、待機するように働きかけているのはなぜか」という課題に対して、「交通網、中枢機能、大都市圏、外国との関わり」 などの見方で、「比較」とその「理由付け」により考えていきました。面白い課題です。

3年5組では、「岐阜市は誰からも選ばれる岐阜市を目指しているが、「選ばれる岐阜市」とは何か」という課題について、「子どもファースト」「ワークダイバーシティ」「中心市街地活性化&都市基盤整備」「寄り添う福祉&健幸」の施策の優先順位を考えました。

わたしは、大きさを変えるより、お金をつけるならどこに?の方が面白いと思っていましたら・・・・

3年3組では、同じ課題について、R4年の予算を、R5年にはどう変えるか?という課題でした。面白いのですが、目の前の生徒が、今年度5,531万円の健康ステーション運営予算を、簡単に2千万円に減らしていました。現実には、よほどのことがないとあり得ません。中3の公民としては、リアリティがなさ過ぎます。

私なら、「持続可能なまちづくり交付金が2億円配分された。どこにどう配分する?」とします。

と、細かいことはありますが、全体としては、かなりハイレベルな安定した学びを見ることができました。

加納小学校の関係者のみなさん、ありがとうございました。


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