サン=サーンス:組曲ニ長調 作品49 (スコア付き)
カミーユ・サン=サーンス: 組曲ニ長調 作品49 (スコア付き) 作曲年代:1863年 指揮:ニコラス・シャルヴァン 管弦楽:ブルターニュ管弦楽団
00:00 1. 前奏曲: Allegretto moderato (ニ長調) 02:48 2. サラバンド: Sostenuto (ニ長調) 05:48 3. ガヴォット: Vivace (ロ短調) 09:01 4. ロマンス: Andantino cantabile (ト長調) 15:35 5. 終曲: Allegro vivace (ニ長調)
《組曲ニ長調 作品49》は、当時28歳のカミーユ・サン=サーンスが作曲した管弦楽組曲である。若書きでありながら、既に交響曲6曲(未完を含む)、ヴァイオリン協奏曲2曲を作曲しており、管弦楽曲の作曲としては成熟した時期に作曲された作品である。しかしながら、《組曲ニ長調 作品49》は非常に室内楽的で、サラバンドやガヴォット等のバロック的な楽章が含まれていることから、バッハやベートーヴェンを意識した作品と思われる。もともとはハーモニウム(フリーリードを用いた鍵盤楽器)のための作品であったようで、第1楽章『前奏曲』での低音の持続音がそれを彷彿とさせる。