漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その183)

2015年08月14日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*書き問題で「めのう」を「瑙」と書いたら×になるのかしら(^^)漢検さんに聞いてみたいもんだ(^^)
*「四角号碼」なんて索引の仕方も言葉も、この歳になるまで、まったく知らんかった(^^;)

●熟語の読み・一字訓読(その183)です。
<碣:ケツ、いしぶみ>
・いしぶみ:碑碣(ヒケツ)、碣石=石碑
<碪:チン、ガン、きぬた>
・きぬた:碪声(チンセイ)=きぬたの音=砧声(チンセイ)
*碪斧(チンブ)=斬首台、首斬り斧、断頭台 *碪ガク(ガンガク)=①山の聳えるさま ②石の危ういさま *「ガク」は対象外漢字(石+諤―言)
<磑:ガイ、うす、ひきうす、いしうす>
・うす、ひきうす、いしうす:磑茶(ガイチャ)=うすで茶をひく、磑牛(ガイギュウ)=臼をひく牛、石磑=いしうす、水磑、井磑、茶磑、転磑、碾磑、磑碾(ガイテン)=ひく、 *「磑風舂雨」
<磔:タク、さ(く)、はりつけ>
・さ(く):磔裂、磔攘=犠を裂き神に供えて禍を防ぐことを祈ること、磔禳=生贄を裂いて神を祭る人・大羊を裂くこと
・はりつけ:磔刑、磔殺、磔死、磔梟、磔罪・・・
<碾:テン、デン、うす、ひ(く)>
・うす:碾磑(テンガイ)=ひきうす・いしうす・水車
・ひ(く):碾茶(テンチャ)、碾米(テンベイ)=米を挽く、碾轢=車で轢く
<碼:バ、マ、メ、ヤード>
・ヤード:「碼」=英国の尺度
*碼瑙=瑪瑙=めのう、*四角号碼(シカクゴウマ)・碼索字(マソウジ)=号碼の索引、
*碼字(マジ)=数を表す記号文字、*碼子(マス)=①数字 ②秤の分銅
*碼頭(バトウ)=地名、碼頭(マトウ)=波止場・埠頭・馬頭
<磅:ホウ、ポンド>
・ポンド:「磅」
・その他:磅唐(ホウトウ)=広大にはびこるさま *「満ちふさがるさま」の意あり。
 (他にも、「石の落ちる音」「石をうつ」意あり、対象外漢字の熟語のみ・・・略・・・)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その25  模試問題の出題範囲

2015年08月13日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検1級模擬試験問題(チャレンジャー用)第5回完成、明早朝配信予定です。
・今回の模擬試験問題作成に当たっては、だいたい5回分ぐらいの材料を揃えておいて一気に作りました。ダブったりするのが怖かったので(^^;)
・ちょっと早いペースでの配信で辟易されるかも知れませんが、ご容赦ください。
・第6回以降の材料もコツコツと学習しながら整理していますが、しばらくすると、ダブりの問題も出てきてしまうかも知れません。それはそれで復習にもなるかも知れませんので、これも平にご容赦いただけるとありがたいですね<(_ _)>。
●出題範囲&内容について・・・一応、ご参考まで・・・
<読み問題ー音読みー>
大漢和辞典と字通をメインに、見慣れない熟語ではあっても1級配当漢字とその熟語をベースに(その熟語がらみの故事や文章がある場合にはできるだけその前後の文章と合わせて)問題としております。・・・端折って短めの文にしたり、適当な文章が無い場合は意味が通じやすいように創作したりしているものもありますが・・・。
<読み問題ー訓読みー>
1級配当漢字の訓読み(極力、漢検漢和辞典にも載っている訓読みや意味のあるものを採用)と凖1以下の表外読みを中心に出題しています。過去問なども参考に、出そうなものや見落としやすい訓読みをベースに作っています。中には難問と思うものも少し入れ込んでます(^^;)
<書き問題>
基本的には過去問や問題集をベースに、広辞苑なども参考に、出題しています。
<国字>(略)
<語選択>
基本的には、広辞苑所載の熟語が中心です。ほとんど当ブログ内で紹介している熟語です。たまに、それらから外れる難問も紛れ込ませています。
<四字熟語>
漢検四字熟語辞典および漢検漢字辞典所載の四字熟語が中心。毎回、1~2問はそれ以外から出題・・・できるだけ連想しやすい四字熟語を拾ってます。これらも当ブログで紹介済みのものから選定しています。
<熟字訓・当て字>
漢検漢和辞典の巻末および同辞典中に掲載されているものから出題しています。それ以外からは出していないし、出さないつもりです。
<熟語の読み・一字訓読>
半分以上は過去問ベース、あとは目新しい熟語やその訓読みを紹介がてら出題・・・漢検漢和辞典もチェックして、極力、その範囲内で出そうとしていますが、それから逸脱するものもままあります(^^;)・・・これも、過去、ほとんど当ブログで紹介しているものから出題。
<対義語・類義語>
過去問中心に、広辞苑所載熟語を中心に出題。これもたまに、それから外れる熟語がありますが、応用力・連想力あれば出来そうな範囲内の熟語を出題するように努めています(^^;)
<故事・成語・諺>
過去問などからも若干採用することもありますが、極力、過去問にないようなものも紹介がてら出題しています。ほとんど当ブログ内で公開しているものです。
<文章題>
過去4回の文章題の出典のとおり・・・。その出典の中から拾っています。新たな出典までは、もう手が出ないかも(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その24 「閑」の字について

2015年08月13日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「模擬試験問題(チャレンジャー用)」第4回をアップ。難易度や内容(特に読み問題)を本試験にほとんど似せて作っているので、本番の雰囲気が味わえながら訓練できると思います(^^)ぜひ、チャレンジャーの方はチャレンジしてみてください・・・リピーターの方もチェックしてくれていますので、保証はしませんが、質はしっかりしていると思います👋👋👋
●広辞苑電子辞書を野球をみながらポチポチ押していると、気が付くことがいろいろとあります。たとえば、「たけなわ」の「闌(ラン)」・・・この「ラン」のところをポチポチやってると、「闌位」とか「闌声」とか「闌曲」とか・・・「闌」を頭に、いろいろと熟語がでてきますが、全部、同じ、「闌(た)けたる」云々という意味であることがわかる。すべての熟語を覚える必要はありませんね、こういう熟語の構成になっていることが理解できれば、この「闌(た)けたる」だけ覚えておけば、いろいろと応用が効くと思いますよ(^^)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑電子辞書から・・・「閑」の字について
「閑」:①静かなさま 「閑静」「森閑」「深閑」・・・
    ②いとまのあること。ひま。「忙中の閑」「閑居」「有閑」「閑日月」・・・
    ③急を要しないこと。注意を払わないこと。なおざり。「閑事業」「閑却」「等閑」・・・

*辞書から拾ったら、上記以外に、「閑窓」「閑疎」「閑宅」「閑所・閑所場」「閑歩」「閑心」「閑寂」「閑職」「閑住」「閑暇」「閑散」「閑室」「閑具」「閑言」「閑語」「閑談」「閑話」・・・など、たくさん見つかりました。
*上記の①~③のどれに当たるか、調べてみたら勉強になります。*①~③の2項目の意味を持っている熟語もありました。
*文章題を作っていて、昔の本を読んでいたら、「閑葛藤」という熟語が出てきたので、興味が涌いて、いろいろと調べていたら、こういうふうに行きつきました👋👋👋

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熟語の読み・一字訓読 (その182)

2015年08月13日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「砌(みぎり)」・・・この「みぎり」の意味、十分正確には理解していなかった(^^;)「暑さのみぎり・・・」ぐらいしか使ったこと無かったから・・・。広辞苑では「(水際(みぎり)の意)①(池などの)水際。②軒下・階下などの敷石の所。③庭。④所。場所。⑤とき。おり。こと。時節。」と載っている。「梵砌」とか「甃砌」の意味がやっと正確に理解できました👋・・・漢字と云うより日本語の学習でした(^^;)
●熟語の読み・一字訓読(その182)です。
<矣:イ> 
(矣乎(イコ)、矣哉(イサイ)、矣夫(イフ)・・・いづれも詠嘆の助辞・・・)
 *その他、「矣」には語の末尾に用いる助辞として「断定、限定、疑問、反語」の意あり。
<矮:アイ、ワイ、みじか(い)、ひく(い)>
・みじか(い):矮小、矮短・・・
・ひく(い):矮躯=短躯、矮子(看戯・看場)、矮牆=低い垣=短牆、矮樹、矮林・・・
<矼:コウ、とびいし、いしばし、かた(い)>
・とびいし、いしばし:熟語なし
・かた(い):(堅いさま)熟語なし
・その他:「徳工信矼」 ・・・信矼=すなおでまことあるさま、たしかなさま。
<矻:コツ、はたら(く)>
・はたら(く):矻矻=よくはたらくさま(終日矻矻)、
・その他:*つかれるさま *用心するさま(用心矻矻)
<砌:セイ、サイ、みぎり>
みぎり:砌下、梵砌、甃砌・・・
*みぎり(邦語):①にわ ②ところ・場所 ③頃(ころ)、折柄、時節 の意
<砒:ヒ>
 *砒素、砒石、砒毒、砒酸・・・
<砠:ショ、ソ、いしやま、つちやま>
・いしやま、つちやま:熟語なし
<硅:ケイ、やぶ(る)>
・やぶ(る):硅破(ケイハ)・・・本当はこの字ではないらしい(誤字らしい)・・・
*硅酸、硅素
<硼:ホウ>
 *硼酸、硼素、硼砂(ホウシャ)・・・
<碚:ハイ>
*碚礧(ハイライ)=つぼみ(蕾) この「碚」は、つぼみの意。「礧」は対象外漢字。他に、「培(ハイ、おか)」=小阜 の意あるも熟語なし。
<碌:ロク>
*碌青=緑青、*碌碌=①石の綵色の形容 ②平凡なさま・随従するさま ③石車の音・轆轤 

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ダレダレのレオン 0812

2015年08月12日 | ペット猫(レオン)
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●冷房にあたりながら、手枕のレオン・・・

●食卓の半分を占めるレオン・・・

●テーブルの端から首を落すレオン・・・寝やすいのかしらん(^^;)

●だはは、こんな感じになってるう・・・


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熟語の読み・一字訓読 (その181) 

2015年08月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「瞿」「矍」「矜」は良く(問題で)見かける漢字ですね、熟語や意味をある程度理解しておいた方が良いかも(^^)
*「矜恃」「矜持」・・・似ているけどチト違うとも云える・・・「矜(キン)」読みの熟語もあり・・・。
●熟語の読み・一字訓読(その181)です。
<瞿:ク、み(る)、おそ(れる)>
・み(る):瞿視=みまわす、瞿然=①驚いて見るさま、瞿瞿=①いそがしく見回すさま
・おそ(れる):瞿然=②おそれるさま 
・その他:瞿然=③驚いて顔いろが変わる ④喜ぶさま ⑤せわしいさま ⑥守を失うさま ⑦憂悲のさま
     瞿瞿=②驚きあわてるさま ③守る所のないさま ④つづまやかで礼儀を顧みるさま ⑤見張るさま ⑥勤める   
<瞽:コ、くら(い)、おろ(か)>
・くら(い)、おろ(か):瞽見=愚見、瞽言=瞽説=目が見えないでいう言葉=愚説、瞽議=つまらない議論・妄議
・その他:(目が不自由、楽人・・・などの意あり)瞽工・瞽夫=盲人の楽人、瞽者=盲者、瞽女(ゴゼ)
*瞽叟(コソウ):舜の父の称。愚昧で肉眼は見えても善悪を分別する心眼が見えなかったから、こう呼ばれた由。また、真の盲人だったともいわれる。
*「瞽叟(コソウ)は移らず」=瞽叟のような愚昧の甚だしい者は善に移れない意。
<矍:カク、みまわ(す)、あわ(てる)、はや(る)、いさ(む)> 
・みまわ(す):矍矍=①目がきょろきょろして落ち着かないさま
・あわ(てる):矍視=おどろきあわててみる、矍然=あわててみるさま
・はや(る):矍矍=②疾走するさま、休息しないさま
・いさ(む):矍鑠=①勇健なさま、壮健なさま (②水中でふるえるさま) 
<矚:ショク、ソク、み(る)>
・み(る):矚目、矚望、矚覧・・・(*いづれも、目をつけて、じっと見る意)
<矜:カン、キョウ、キン、つつし(む)、あわ(れむ)、ほこ(る)、やもお>
・つつし(む):矜謹、矜式(キョウショク)=うやまいのっとる・尊敬して手本とする、
・あわ(れむ)矜哀、矜宥=あわれみゆるす=矜允、矜顧、矜恤=あわれみめぐむ
・ほこ(る):矜高、矜夸=矜誇、矜驕、矜大=尊大、矜功=功をほこる、矜恃
・やもお:矜寡(カンカ)(孤独)=鰥寡(孤独)
*矜恃=おごって自らをたのむ
*矜持=①己をおさえつつしむ、②自ら飾る、③たのみとする所があってほこる ←③の意味で、「矜恃」と混用して用いられている。
・その他:(「キン」で読む熟語を探していたら2つほど見つけました)①「棘矜(キョクキン)」=いばらで作ったほこの柄・・・「矜」に(今の訓読みにはありませんが、「ほこの柄」という意味があったようです) ②氷矜(ヒョウキン)=寒心。寒々とした気持ち、げっそりすること・・・以前、自分のブログで紹介してた(^^;) 

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野球観戦のレオン 0811

2015年08月11日 | ペット猫(レオン)
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●オマエ、邪魔くさいなあ・・・ちゃんと観戦してんのカヨ???

●うるニャイニャ~・・・

●ニュまんない(チュまんない→つまんない)・・・(-。-)y-゜゜゜


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漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第4回

2015年08月11日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●1級チャレンジャー用の模擬試験問題(第4回)を作成しました。前回よりは若干易化させているつもりです。チャレンジャーの方は、めげずにトライしてみてください・・・。今のうちに、数多くの問題にあたることが肝要です👋👋👋

<訂正>(08292320)(一)の8の解答を修正。(一)の25「・・・翼を搏いて・・・」→「・・・翼を搏って・・・」に修正。(解答もあわせて修正)。
<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第4回>
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.情懐、九旻に訴ふるのみ
2.喪には三年のを用ふ
3.節目の木、嚙蹄の馬多し
4.皇道を覃思す 
5.大晦日に鬼やらいの儺儺の声が聞こえる 
6.皇天、吾が邦を眷祐
7.農政の擺撼が要る
8.癰を嗽吮
9.勇往の気、蓬勃として人に逼る
10.乾坤、夐絶
11.俗論を造作して是れを沮歇する
12.豪傑を登崇して朝廷に措く
13.過不及已甚の行に非ず
14.大聖の制し服された袈裟こそ仏教の標幟である 
15.富貴を以て是れに諂屈
16 雄雉于に飛び 其の羽を泄泄
17.古の人、黄髪の番番たるに謀る
18.柬書相通ず
19.屈原、汨没
20.嬲悩の問題が出来した
21.是の道や、何ぞ以てしとするに足らん
22.竹で編まれたで船を曳く
23.石をえて美玉と妻を得る
24.田をすのに堪えない土地だ
25.大鷲が翼をって勢いよく飛んでいる
26.身心ともにれた
27.正式に妻をった
28.牛が草原で牟然といている
29.金塊をに仕舞う
30.沙丘鉅鹿を去ること、、三百里・・・

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.彗星をことをホコボシということがある・
2.人を使いコナ
3.証拠をデッちあげる
4.枝もタワわに実がなる  
5.舟をして待つ。
6.モッタイないお言葉をいただく
7.お正月にベイゴマで遊ぶ
8.ショウシャな邸宅が立ち並ぶ
9.栄華あれば必ずシュウスイあり
10.難問にヒルむことなく立ち向かう
11.カンナクズに火がついたように喋る
12.羅紗にシュスの裏地をつける
13.古来のロウシュウを打ち砕く
14.ケイガイ知己のごとし
15.師のケイガイに接する

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.ハタハタは醢汁鍋の材料だ
2.古来、チドリは詩歌で冬鳥とされる
3.とてもシャクに障る
4.シンシ張りは伸子張りとも書く
5.ハナシ家とは落語など話芸を業とする人のことだ

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.悪いことの糸口となること
2.あやまち、欠点、過失
3.他人の心中をおしはかること。推察。
4.人民をなで安んずること
5.雄のひつじが子をうむ=あり得ないことのたとえ。 
<語群>
(あんねい、ようにゅう、ていにゅう、ぶすい、さくよう、ほったん、したく、しか)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア (  )蹐地 2.イ (  )長目 3.ウ (  )三笑 4.エ (  )晏起  5.オ (  )狼貪
6.カ 燕頷(  ) 7.キ 親近(  ) 8.ク 歓喜(  ) 9.ケ 甘井(  ) 10.コ 含沙(  ) 
<語群>
(こけい、ようこん、せんけつ、せきえい、きょくてん、そうしん、くんしゃ、べんぶ、ほうせつ、こけい) 

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.熱中して他のことをすべて忘れてしまうこと
12.親しく接してその感化を受けること
13.陰険な方法で人に害を与えること
14.遠国で諸侯に封じられる人相
15.賢くて抜け目のない人相
 
(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.舎人  2.壁蝨  3.東雲  4.吃逆 5.木賊 6.扇骨木 7.蝙蝠  8.天仙果 9.馴鹿 10.虎魚

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10 
 ア.1 扞格 ― 2 扞ぐ 
 イ.3 朶頤 ― 4 朶かす
 ウ.5 蔗境 ― 6 蔗い 
 エ.7 徇地 ― 8 徇る 
 オ.9 稀罕 ― 10 罕に  

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.淡水  2.少壮  3.清浄  4.剛毅  5.緒言
<類義語>
6.豪商  7.開闢  8贈賻   9崩御  10.開帳
<語群>
(けいがん、きょうだ、ほうはん、おわい、たいこ、かんすい、こうでん、ろうもう、そらく、ばつご)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.遠慮ヒダルし 伊達寒し 
2.赳赳たる武夫は公侯のコウキュウ
3.キュウを反して薪を負う
4.シンに書す
5.ジシ、臭を覚えず
6.ヘッツイより女房
7.シコを攻む
8.を好むに、瑟を鼓す
9.コウテン極り罔し
10.テイトウも尚耳あり *「テイソウ」ともいう。 

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
 (A)「小泉純一は芝日蔭町の宿屋を出て、東京方眼図を片手に人にうるさく問うて、新橋停留場から上野行の電車に乗つた。・・・ (ア)扨、本郷三丁目で電車を降りて、追分から高等学校に附いて右に曲がつて、根津権現の表坂上にある袖浦館といふ下宿屋の前に到着したのは、十月二十何日かの午前八時であつた。
 此処は道が丁字路になつてゐる。権現前から登つて来る道が、自分の (1)タドつて来た道を (2)エンチョクに切る処に袖浦館はある。木材にペンキを塗つた、マツチの箱のやうな (イ)擬西洋造である。入口の (3)カモイの上に、木札が沢山並べて  (ウ)嵌めてある。それに下宿人の姓名が書いてある。
・・・雑巾を掴んで突つ立つた、ませた、おちやつぴいな小女の目に映じたのは、色の白い、卵から (エ)孵つたばかりの (4)ヒヨコのやうな目をしてゐる青年である。(5)サツマガスリ (オ)袷に小倉の袴を (6)ハいて、同じかすりのあわせ羽織を着てゐる。被物(かぶりもの)は柔かい茶褐の帽子で、足には紺足袋にさつま下駄を引つ掛けてゐる。当前(あたりまへ)の書生の風俗ではあるが、何から何まで新しい。これで昨夕(ゆふべ)始めて新橋に着いた田舎者とは誰にも見えない。小女は親しげに純一を見て、かう云つた。・・・」(鴎外・青年)
(B)「・・・先生の知人又は先生の人と為りを伝聞する者、先生酔裡の奇論を聴くが為め酒一樽肴一籠を携へ先生の (カ)廬を訪ひ、共に (キ)觴を挙げ七八分の酔を覘ふて (ク)故に邦家の務めを話出(いだ)し先生の説を釣り出して一時の楽と為す者 往々之有りて、先生も亦少しく自ら省知せり。
 因て念ふに「吾れ近日又邦国の事を説話する時は、痛く酔はざるの前に於て其中緊要の条項は一々記し置き他日再び取出し敷演(ふえん)して(7)イッペンの冊子を綴成する時は、或は自ら楽み人を娯ましむることを得ん、然り然り」と。
 近日霖雨 (8)モウモウとして連日開かず情意(9)ウットウとして極めて不快を覚へり。(ケ)適一日先生酒を呼び独酌して既に夫(か)の (10)クンゼン歩虚の境界に至りたる折柄、両人の客有り、金斧(きんぷ)と号する洋火酒を (コ)齎して至れり。」(中江兆民・三酔人経綸問答)


<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第4回 標準解答>
(一)
1.きゅうびん 2.りょく 3.ごうてい 4.たんし 5.だだ 6.けんゆう 7.はいかん 8.そうせん 9.ほうぼつ 10.けいぜつ
11.そけつ 12.とうすう 13.いじん 14.ひょうし・ひょうじ 15.てんくつ 16.えいえい 17.はは 18.かんしょ 19.こつぼつ 20.じょうのう
21.よ 22.たけなわ 23.う 24.たがや 25.う 26.つか 27.めと 28.な 29.かねぐら 30.ほぼ 

(二)
1.桙星(戈星) 2.熟 3.捏 4.撓 5.艤 6.勿体 7.貝独楽 8.瀟洒(瀟灑) 9.愁悴 10.怯 11.鉋屑 12.繻子
13.陋習 14.傾蓋 15.謦咳

(三)
1.鱩・鰰 2.鵆 3.癪 4.籡 5.噺

(四)
1.作俑  2.疵瑕  3.揣度 4.撫綏 5.羝乳

(五)
問1
1.ア跼天 2.イ蜂準 3.ウ虎渓 4.エ蚤寝 5.オ羊很 6.カ虎頸 7.キ薫炙 8.ク抃舞 9.ケ先竭 10.コ射影
問2
11.ウ 12.キ 13.コ 14.カ 15.イ

(六)
1.とねり 2.だに 3.しののめ 4.しゃっくり 5.とくさ 6.かなめもち 7.こうもり 8.いぬびわ 9.トナカイ 10.おこぜ

(七)
1.かんかく 2.ふせ 3.だい 4.うご 5.しゃきょう 6.うま、おもしろ 7.じゅんち 8.めぐ 9.きかん 10.まれ
  
(八)
1.鹹水 2.老耄 3.汚穢 4.怯懦 5.跋語  6.大賈 7.剖判  8.香奠 9.徂落 10.啓龕

(九)
1.饑 2.好仇 3.裘 4.紳 5.自屎 6.竃 7.死虎 8.竽 9.昊天 10.鼎鐺

(十)
(1)辿 (2)鉛直 (3)鴨居 (4)雛 (5)薩摩絣 (6)穿 (7)一篇(一編) (8)濛濛 (9)鬱陶 (10)醺然 
(ア)さて (イ)まがい (ウ)は (エ)かえ (オ)あわせ (カ)いおり (キ)さかずき (ク)ことさら (ケ)たまたま (コ)もたら

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熟語の読み・一字訓読 (その180)

2015年08月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ

<トピックス>
*「睥」の「うかがいみ(る)」・・・漢検漢和辞典には載っていません・・・他の漢字でも(全部調べたわけではありませんが)、すべての訓読みが載っているわけではないようです・・・だから、(受検だけのためなら)ここまで学習する必要はないのかもしれませんね。
*「睾丸」の「睾」・・・色々と意味があるんですねえ・・・「さわ(沢)」は、漢検漢字辞典にも「意味」のところで載っていました。

●熟語の読み・一字訓読(その180)です。
<睥:ヘイ、ながしめ、にら(む)、うかがいみ(る)>
・ながしめ、にら(む):睥睨(ヘイゲイ)
・うかがいみ(る):睥窃(ヘイセツ)=うかがいぬすむ
*「睥睨」には、「城上のひめがき(女牆)」の意味もあり。
<睾:コウ、さわ、たか(い)、ひろ(い)、おお(きい)、きんたま>
・さわ:(「鶴、九皐に鳴く」の「皐(コウ、さわ)」に通ず)睾如(コウジョ)=②さわ(沢・皐)のさま
・たか(い):睾如=①高いさま、睾然=高いさま
・ひろ(い):睾睾=広大なさま
・おお(きい):睾睾、睾牢=牢籠=一切を包括する
・きんたま:睾丸
<瞎:カツ、くら(い)>
・くら(い):瞎字=字にくらい *「瞎字不識(カツジフシキ)」=字を知らない人を詆る語。
・その他(目が不自由な意):瞎虎、瞎漢、瞎女、瞎子・・・←「盲目な・・・」という意味。瞎榜(カツボウ)=学問がなくて科挙に合格した人を詆る語=まぐれで合格する(盲目でも合格したという意味らしい)・・・ちなみに、まぐれでない合格は「眼榜」という由。
<瞞:バン、マン、モン、だま(す)、あざむ(く)、くら(ます)、は(じる)>
・だま(す):欺瞞、瞞人(人をだます)、瞞騙(だます、かたる)、
・あざむ(く):瞞着、欺瞞、瞞辞(ごまかしの言葉、だまかしの言葉)
・くら(ます):瞞着(人目をくらます、だます、ごまかす)、瞞蔵(ごまかしかくす、かくす)、瞞昧(かくす、ごまかす)
・は(じる):瞞然(どきどきして恥じるさま(荘子・天地)・・・「機械ある者は必ず機事あり、・・・子貢 瞞然として慙じ、俯して対えず」)
・その他:瞞瞞然:目をとじたさま。瞞心昧己(マンシンマイキ):自らを欺く、良心に背いて事をする
<瞰:カン、み(る)、みお(ろす)、のぞ(む)>
・み(る)、みお(ろす)、のぞ(む):瞰下、瞰視、瞰望=ながめる・遠くをみる、瞰臨=高所から見下しのぞむ

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その23 懸榻・懸橙 駁 駮 駱 騏 騅 驃

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「模擬試験問題(チャレンジャー用)」第1回~第3回までを公開。色々とコメントもいただき、感謝しています!(^^)!
感想①:問題作成のむずかしさを痛感・・・難易度を均すことがなかなか難しい・・・本番の試験で、各回の合格率に極端なバラつきが以前あったことが良く分かった・・今は高難度である程度一定している・・・これも感覚的になんとなくわかってきたような(^^)各項目に1~2問ぐらいの割合で難問らしき問題を含ませているような・・・(読み問題は各1点なので3~5問ぐらい)。ということで、第4回・第5回も大体できているのですが、こんな観点から、ちょっと今見直しをしているところです。
感想②:高得点者は難易度が違っても一定高得点を維持でき、そうでない方はちょっとバラつく傾向・・・思うに、「応用力」の差かと。発想力・連想力といってもいいのですが、漢字一字一字の有する意味(特に訓読みの意味)を深く理解できている人ほど、この応用力が効くような気がします。熟語一つを「覚える」のではなく、その熟語を構成する一字ごとの漢字の意味を理解できるようになると、発想力・連想力がつくような気がします。また、その方が、新規の熟語に出会ったときも、なんとなく理解できるし、また、覚えたりするのも容易になる気がします。ただ、厄介なのは、音熟語で、訓読みにない意味や読みを持っている熟語や漢字もありますので、ここまで習熟するのはとても苦労しますが・・・というか、今でもまだまだ苦労していますが(^^;)
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●漢和辞典から・・・
①「懸榻(ケントウ)」=「榻(トウ)を懸く」=(「榻」は、ここでは「こしかけ」の意味・読み)=賓客に接しないことをいう←こしかけをかたづけて、客に接しなかった故事からの言葉らしい。 *逆に、賓客に接することは「榻(トウ)を下(くだ)す」。
②「懸橙(ケントウ)」・・・これも①を全く同じ意味。「橙」なんて、「だいだい」しか知らなかったけど、訓読みを見ると、しっかりと「つくえ、こしかけ」という読みがある。音読みから、橙=「榻に通じる」ということで使われたんでしょうね。
ということで、とっても頭に入りやすい熟語でした👋👋👋
●その他・・・
「馬へん」を見てて気になったのが、馬の毛色・・・
凖1:駁:まだら、ぶち
1級:「駮:まだら、ぶち」「駱(かわらげ)」「騏(あおぐろ・い)」「騅(あしげ)」「驃(しらかげ)」
<広辞苑から>
〇かわらげ(河原毛)=薄茶色の馬・瓦毛、〇あしげ(葦毛)=白い毛に黒色・濃褐色などの差し毛のあるもの 〇しらかげ(白鹿毛)=白毛のまじった鹿毛。しろかげ。

ということでした。

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熟語の読み・一字訓読 (その179)

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その179)です。
<眥(眦):セイ、シ、サイ、まなじり、にら(む)>
・まなじり:眥裂(シレツ)髪指、眥頭(シトウ)=目がしら、眥睚(シガイ・サイガイ)、睚眥(ガイサイ)、眥血(シケツ)=まなじりが裂けて出る血・・・
・にら(む):眥占(シセン)=横目でにらむ
<眛:バイ、マイ、くら(い)>
 (熟語なし・・・大漢和・・・)
<眷 :ケン、かえり(みる)、こいした(う)、めぐ(み)、なさ(け)、みうち> *既出ですが加筆削除修正して再案内
・かえり(みる):眷焉=いつまでも気にしてかえりみるさま =眷然(けんぜん)*他に、眷想=かえりみて思う、眷眷=いつも心にとめて回顧するさま。眷顧:①ふりかえりみる、②情をかける 
・こいした(う):眷恋=思い慕う、心に思っていつも忘れない、恋い焦がれること
・めぐ(み) :寵眷=寵愛して特別に目をかけること。寵遇。 *他に、眷遇(ケングウ)=特別に目をかける、手厚くもてなす。眷接=目をかけて手厚く遇する。
・なさ(け) :眷顧、顧眷=近くに置いてひいきにする、目を掛けて大切にする。眷眄(ケンベン)=目をかける。眷命(ケンメイ)など。・・・「めぐ(み)」の意もあるかも。
・みうち   :眷属・眷族=①血筋のつながっている者。一族の者。身内 の者。親族。② 従者。家来。配下の者。
(注)「皇天眷命」という言葉があり、天が情をかけるという意味でも使われることから、「眷命」は「なさ(け)」に対応すると思う。天子が民を顧みて慈しみの言葉をかけるとの意もあるとの説明もあるので、場合によっては「かえり(みる)」にも該当。
<睇:ダイ、テイ、ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ>
・ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ :含睇=少しく流し目に見る・妙な目つきをする、睇睨、睇視、睇眄=横目にみる
<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
・にら(む):睥睨、睇睨、眄睨、睨観=睨視、睨柱=柱をにらむ(藺相如の故事あり)、
・うかが(う):睨望、睨笑(ゲイショウ)=こび笑う(「うかがう」か「かたむく(=斜めにみる意)」か
・かたむ(く):睨日=かたむく日=夕日、睨笑(?)

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熟語の読み・一字訓読  (その178)

2015年08月09日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その178)です。
<盻:ケイ、にら(む)、かえり(みる)>
・にら(む):盻恨(ケイコン)=うらみみる・うらむ、盻盻=①勤め苦しんでやまないさま ②(一説に)うらみみるさま
・かえり(みる):不盻・・・「千金を芥とし、不盻(かえりみず)・・・」 
<眈:タン、にら(む)>
・にら(む):(大漢和・字通とも適当な熟語なし) *「虎視眈々」の「眈」は「遠くからねらう」意との事。
<眇:ビョウ、ミョウ、すが(め)、すが(める)、ちい(さい)、はる(か)、かす(か)、おくぶか(い)>
・すが(め):眇蹇、眇跛、眇目
・すが(める):眇視、
・ちい(さい):眇躯(軀)、眇身、眇小=小さいこと・背の低いこと、眇眇、眇然
・はる(か):眇茫、眇漠、眇麗=はるかにうるわしい、眇眇、眇然
・かす(か):眇麼(ビョウマ)=かすかなさま、眇冥=かすかにくらい、眇眇、眇然
・おくぶか(い):眇思=奥深い考え、眇指=奥深い趣旨、眇論=妙論 
<眄:ベン、メン、み(る)、ながしめ、なが(める)、かえり(みる)>
・み(る):佇眄、眄望、怡眄、恩眄、驚眄、仰眄、微眄、俛眄・・・
・ながしめ:眄睨=ながしめに見る・にらむ、眄視=流し目にみる(蔑視する意も)、流眄、眄眄=①ながしめにみるさま (②愚かなさま)
・なが(める):佇眄、長眄、悠眄・・・
・かえり(みる):顧眄、眄顧、眄遇=こころがけて遇する、眄伺=うかがう・にらみうかがう(→不和のことにいう)
<眩:ゲン、く(れる)、ま(う)、くら(む)、くるめ(く)、まど(う)、くら(ます)、めまい、まばゆ(い)、まぶ(しい)>
(・・・一部略・・・)
く(れる):(~暗くなる意か)
ま(う):(大言海:眼まわる、目くらむ・・平家物語「目もまひ、膝もふるう事のある我が身なれば・・・」 広辞苑:目がまわる、目がくらむ)
まど(う):眩惑=くるめきまどう

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漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第3回

2015年08月08日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●1級チャレンジャー用の模擬試験問題(第3回)を作成してみました。(コメントをいただいたので予定より早めに手直しせずに配信できることになりました。)
●実力者のリピーターの方々にコメントをいただいたら、本試験と同等か、若干難程度のレベルのようです。チャレンジャーの方にとっても、少し難しい程度の、この模擬試験問題で本試験の雰囲気を味わいながら、訓練されてはいかがでしょうか・・・。もちろん、時間は60分厳守でやるように・・・。
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第3回>

(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.狐裘尨茸たり
2.君主の即位は汚衊の上にあった
3.外より挙げて仇讎(讐) を避けず
4.宮室は崇侈にして、民力は凋尽す
5.その兵略は黷武そのもの・・・
6.衒耀のような悪癖はなく・・・
7.山巓迄墾闢して畠となす
8.田の淤塞する、処として見ざるはなし
9.刺撃をもって運甓の戯れにかへる
10.鋤犂を親らする
11.川口は沙淤にして往々舟を傷つく
12.港に来りて下碇
13.郡吏の貪涜を深く悪む
14.霊鳳胡為(なんす)れぞ気羶を啄ばまんや
15.檻車軋軋として東に向かいて去り・
16.辺釁起る
17.婦は宜しく針縷を佩ぶべし
18.閭閻より興り、民事の艱難を知る
19.互いに攻訐する様にては宜しからざる
20.公誠に鳳騫せるならん
21.灰を水に浸してをすくう
22.その苗のいなるを知るべし
23.火を
24.彼女との仲をかれる
25.竹製のでごみや木の葉をさらう
26.日けて起き出した
27.不遇をち悲嘆に暮れる
28.一日再びなりがたし
29.使いやすい箸の長さを「一咫半」という
30.その人はれた姿で現れた

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.玉兎のキエイするにより暦定まる
2.ソウチュウ塵を生ず
3.ナマフにはもちもちとした食感がある
4.大衆の前でトウトウとまくしたてた
5.縁談を取りマトめる
6.恒例のフイゴ祭があった
7.卵じ蕎麦を食す
8.シバクレアメとは、はげしく降る雨、大雨のことである
9.何ともコスい奴だ・・・
10.その蓋をじ開けてみる
11.サゾかし、お疲れでしょう
12.手がカジカんでペンを持てない
13.れ物に触るように注意する
14.瓢箪のクビ
15.自らクビれ果てる

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.タスキ掛けで仕事に励む
2.若年者のシツケ方が問題となっている
3.コノシロの幼魚を小鰭(こはだ)などと称する
4.ササラは日本の民俗楽器だ
5.懐かしいブリキの玩具

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.まつわりめぐること、くねくねと湾曲すること  
2.深く心にきざみつけて記憶すること  
3.ポケットに入れるような、持ち歩ける小型の本   
4.物事の集まる所    
5.すぐれた詩文   
<語群>
(りょうしょう、りょうじょう、かじゅう、ほうじょう、えんそう、しゅうちんぼん、けいこうぼん、せんろく)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
ア.(  )皓歯  イ.(  )夜遊  ウ.(  )塵中  エ.(  )濫觴  オ.(  )十年  
カ.因果(  )  キ.罵詈(  )  ク.跳梁(  )  ケ.百舎(  )  コ.狂言(  )
<語群>
(ちょうけん、なんこう、まんり、いんきょう、てきめん、きご、ばっこ、へいしょく、こうし、ざんぼう) 

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.悪いことをした報いがすぐにあらわれること
12.華やかな事物にあふれる都会の様子
13.理解することが非常にむずかしいこと
14.困難を乗り越えて遠路を行くこと
15.物事の始まり 
 
(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.縹緻  2.香蕈 3.豪猪 4.海豹 5.羅漢松 6.縵面  7.羊駝 8.肌理 9.飛白 10.胡頽子

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10 
 ア.1 蹈襲 ― 2 蹈む
 イ.3 恫愒 ― 4 愒す
 ウ.5 諷刺 ― 6 諷る
 エ.7 厲精 ― 8 厲む
 オ.9 吶喊 ― 10 吶ぶ

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.溢水 2.嬰孩 3.称揚 4.下落 5.本地
<類義語>
6.過酷 7.背馳 8.黝藹 9.昏暁 10.薄志
<語群>
(ききゅう、とうき、しょうこく、べきれき、ふてん、たんぼ、かいびゅう、すいじゃく、へんぼう、しょうこ)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.一家をキチョ
2.杙を以てエイと為す
3.キッチュウの楽しみ
4.ジジョの交わり
5.一語中たらざれば、即ちケンユウ駢び集まる
6.トソウの人、何ぞ算うるに足らんや
7.孔子にケントツなく、墨子に煖席なし
8.実生らぬ木には神
9.モンジンは知の本、念慮は知の道なり
10.レンギで腹を切る

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
 (A)「・・・紺縮(こんちぢみ)の (ア)単物に、黒繻子と茶献上との腹合せの帯を締めて、 (イ)繊い左の手に手拭やら石鹸(シャボン)箱やら糠袋やら海綿やらを、細かに編んだ竹の籠に入れたのを (ウ)懈げに持つて、右の手を格子に掛けた儘振り返つた女の姿が、岡田には別 に深い印象をも与へなかつた。しかし結(ゆ)ひ立ての銀杏返(いてふがへし)の鬢(びん)が蝉の羽のやうに薄いのと、鼻の高い、細長い、 (エ)稍寂しい顔が、どこの加減か額から頬に掛けて少し (オ)扁たいやうな感じをさせるのとが目に留まつた。岡田は只それ丈の刹那の知覚を閲歴したと云ふに過ぎなかつ たので、無縁坂を降りてしまふ頃には、もう女の事は綺麗に忘れてゐた。
 併し二日ばかり立つてから、岡田は又無縁坂の方へ向いて出掛けて、例の格子戸の家の前近く来た時、先きの日の湯帰りの女の事が、突然記憶の底から意識の 表面に浮き出したので、その家の方を一寸見た。堅(たて)に竹を打ち附けて、横に二段ばかり細く削つた木を渡して、それを蔓(かづら)で巻いた肱掛窓があ る。その窓の障子が一尺ばかり明いてゐて、卵の殻を伏せた (カ)万年青の鉢が見えてゐる。こんな事を、幾分かの注意を払つて見た為めに、歩調が少し緩 (ゆる)くなつて、家の真ん前に来掛かるまでに、数秒時間の余裕を生じた。・・・窓の女の  (キ)種姓は、実は岡田を主人公にしなくてはならぬ此話の事件が過去に属してから聞いたのであるが、都合上こゝでざつと話すことにする。・・・」(鴎外・雁)

(B)「・・・「我は是れ人類処世の道の指南車なり。世 の政事的の近眼者が妄(みだ)りに羅針盤を執り、其船を導きて或は礁に触れしめ或は沙に (1)コウせしめ、自ら禍ひし人に禍ひ すること実に憫む可きの至りなり」と。
 然れども先生身は斯世界に在るも心は (ク)藐姑射の山に登り (2)ムカユウの郷に游ぶが故に、其説く所の地誌其述る所の歴史は斯社会の地誌歴史と唯名称を同くするのみにて、事実は往々 (3)ソゴすることあり。
 但先生の地誌にも気候寒冷の邦有り温煖の邦有り強大の国有り弱小の国有り文明の俗有り野蛮の俗有り、其歴史にも治有り乱有り盛有り衰有りて、極て斯世界の地誌歴史に (4)セットウすることも間(ま)ま之有り。
 又更に飲むこと二三瓶なれば耳熱し目眩らみ腕奪ひ (ケ)趾揚がり、発越飛騰して其末や昏倒して前後を知らず。既にして二三時間睡眠し酒醒め夢回(か)へる時は凡そ (5)スイリに言ひし事又は為せし事は一掃して (6)コンセキを留ることなく、俗に (コ)所謂狐憑(きつねつき)の落ちたるに似たり。・・・」(中江兆民・三酔人経綸問答)
(注)セットウ:適切でよく目的にかなっていること、そのさま(大辞林)

(C)「・・・大正七年十月一日。築地けいこの帰り桜木に飲む。新冨町の老妓両三名を招ぎ、新島原徃時の事を聞かむと思ひしが、さしたる話もなし。一妓寿美子といへるもの年紀二十二。容姿人を (7)ノウサツす。 (8)シュウリン霏々として歇まざるを幸ひにして遂に一宿す。・・・十二月廿二日。築地二丁目路地裏の家漸く空きたる由。竹田屋人足指揮して家具 (9)ショキョウを運送す。曇りて寒き日なり。午後病を冒して築地の家に徃き、家具を (10)ハイチす。日暮れて後桜木にて晩飯を食し、妓八重福を伴ひ旅亭に帰る。此妓無毛美開、閨中欷歔すること頗る妙。・・・」(「摘々録 断腸亭日乗」(永井荷風の日記))
(注)ショキョウ:書物を入れる箱

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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第3回 標準解答>
(一)
1.ぼうじょう 2.おべつ 3.きゅうしゅう 4.すうし 5.とくぶ 6.げんよう 7.こんへき 8.おそく 9.うんぺき 10.じょり・じょれい 11.さよ・さお 12.かてい 13.どんとく・たんとく 14.きせん 15.あつあつ 16.へんきん 17.しんる 18.りょえん 19.こうけつ 20.ほうけん
21.あく 22.おお 23.おこ 24.せ 25.さらい 26.た 27.かこ 28.あした 29.ひとあた(ハン) 30.やつ

(二)
1.虧盈 2.甑中 3.生麩 4.滔滔 5.纏 6.鞴・鑪・吹子 7.綴 8.柴榑雨 9.狡  10.抉  11.嘸  12.悴 13.腫 14.括 15.縊

(三)
1.襷 2.躾 3.鮗 4.簓 5.錻

(四)
1.繚繞(注) 2.鐫録 3.袖珍本 4.淵藪・淵叢 5.佳什
(注)同音同義と思われる「繆繞(リョウジョウ)」(漢検2にも掲載アリ)も〇と思われるが、現時点、「繚繞・・・同)繆繞」となっている辞書は見当たらないので、とりあえず、一般的に通用している「繚繞」のほうのみを正解としている。

(五)
問1
ア.曼理 イ.秉燭 ウ.軟紅 エ.嚆矢 オ.韻鏡 カ.覿面 キ.讒謗 ク.跋扈  ケ.重繭 コ.綺語
問2
11.カ 12.ウ 13.オ 14.ケ 15.エ

(六)
1.きりょう 2、しいたけ 3.やまあらし 4.あざらし 5.いぬまき 6.なめ 7.ラマ 8.きめ 9.かすり 10.ぐみ

(七)
1.とうしゅう 2.ふ 3.どうかつ 4.おど 5.ふうし 6.あてこす 7.れいせい 8.はげ 9.とっかん 10.さけ

(八)
1.焦涸 2.耆旧 3.貶謗 4.騰貴 5.垂迹 6.峭刻 7.乖繆(注) 8.冪(羃)歴 9.旦暮 10.不腆
(注)「乖謬」でも〇の可能性あり。詳細は、「syuusyuu模試の精査12 ~乖繆≒乖謬  “ハれ物” “ハレモノ” ~」(2017年06月07日 | 模擬試験問題」記事を参照ください。

(九)
1.機杼 2.楹 3.橘中 4.爾汝 5.愆尤 6.斗筲 7.黔突 8.憑(「馮」でもたぶんOK) 9.問訊 10.連木

(十)
(1)膠 (2)無何有 (3)齟齬 (4)切当 (5)酔裡(酔裏) (6)痕迹 (7)悩殺 (8)秋霖 (9)書篋 (10)排置
(ア)ひとえもの (イ)ほそ (ウ)だる (エ)やや (オ)ひら (カ)おもと (キ)すじょう (ク)はこや (ケ)あし (コ)いわゆる

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その22 鋏

2015年08月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(以前の画像ですが、こんなに暑いと、こういう涼しそうな風景が良いですね・・・👋)
●大漢和辞典も全12巻中、11巻目の途中まで進捗~。疲れるけど楽しい・・・から、続くんだろうけど。アビスタも涼しい・・・👋
●午前中で20文字前後しか調べられないけど、よくここまで来たもんだ・・・。あとちょっと。書き留めているノートは5冊目・・・。たぶん、6冊で完了するかな・・・今、公開しているのは2冊目までです。(まだワープロ打ちしたものが残っていますので、これからもしばらくは毎日配信しますが、3冊目まででしょうか、公開できるのは。・・・その後のノートは、ワープロ化→ブログ(記事予約)化がまだできていません・・・だって、こんな暑くては家ではワープロやってられない(^^;)おまけに、「模擬試験問題」なんて作り始めちゃったんで・・・。)
●ということで、現在「金へん」まで完了しました👋
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●漢和辞典から・・・
*「車魚之嘆」「長鋏よ帰らんか」で有名な、斉の馮讙(フウカン)の故事。孟嘗君の待遇が悪いので不平不満を云って待遇をだんだん良くしてもらった故事ですね・・・最初は、「長鋏(チョウキョウ)よ帰らんか、食うに魚なし」。次は、「長鋏よ帰らんか、出づるに輿(こし=車のこと)なし」。更に、「長鋏よ帰らんか、以って家を為すなし」とかなんとか、不満たらたらだった人物・・・最後に功績を上げて孟嘗君に見直してもらったお話(史記・ 孟嘗君列伝)
*この「鋏」・・・「キョウ、はさみ、かなばさみ、つるぎ、つか、はさ(む)」の音訓読みがありますが、この故事の「鋏」は「つるぎ」や「(刀の)つか」の意味・・・。
*長鋏(チョウキョウ)=佩剣のこと(字通)
*より正確にいうと、「鋏(キョウ)を弾じて「長鋏(チョウキョウ)よ、帰らんか」・・・」と詠じた由。この前者の「鋏(キョウ)」は「(剣・刀
の)つか」=剣把のことらしいです。・・・つまり、「刀のつか(束)をたたいて、「長鋏よ、・・・」と詠じたということ。
*「長いはさみ」だと思っていた人いるかな・・・だはは(^^)
*ついでに、
 ①「はさみ」:鋏刀(キョウトウ)=はさみ・唐ばさみ、「かなばさみ」:鋏箸(キョウチョ)=かなばし、「はさ(む)」:鋏撃、撃鋏・・・などの熟語がありました。
 ②「つるぎ」の熟語は、剣鋏、短鋏、矛鋏・・・等、色々とありました。

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熟語の読み・一字訓読 (その177)

2015年08月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ

●熟語の読み・一字訓読(その177)です。
<盒:ゴウ、ふたもの、ふた、さら> *「ゴウ」は慣用音。他に「コウ」音あり(大・字)
・ふたもの:飯盒、盒子(ゴウシ・コウシ)=①煙火のはこ、②蓋つきの小箱。印籠。③菓子・果物を入れるはこ、盒仗(ゴウジョウ・コウジョウ)=わりご、食籠、弁当。盒児(ゴウジ・コウジ)=重箱(字通)、蓋つきの器・重箱のようなもの(大漢和)。
・ふた:盒蓋(ゴウガイ・コウガイ)=いれこのふた、小函のふた
・さら:盒奩(コウレン)=菓子皿 *「奩(レン、こばこ、くしげ)」は対象外漢字。
<盥:カン、そそ(ぐ)、すす(ぐ)、たらい>
・そそ(ぐ):盥水=あらいすすぐ水、
・すす(ぐ):盥耳=汚れた耳を洗い清める、盥濯=洗いすすぐ
・たらい:盥器、盥盆=たらいの類(大漢和に図あり)
・その他:盥漱(カンソウ)=手あらい口そそぐ、盥沐=身体をあらう・沐浴する・行水する、盥浴=手あらい湯あみする *「盥」に「手あらう」意あり。
<盧:ロ、めしびつ、くろ(い)、あし>
・めしびつ:(「盧、飯器なり」とあるも音熟語なし)
・くろ(い):盧弓、盧矢、盧犬・・・
・あし :(「蘆」に通ず。)
・その他①:地名、人名にかかわる「盧」でよく目にする熟語・・・韓盧(カンロ:韓の名犬)=(「韓盧を馳せて蹇兎を逐う」=盧狗(ロク)、盧医扁鵲=盧扁=盧氏=盧の地に住んだ名医「扁鵲(ヘンジャク)」のこと、盧橘(ロキツ)=①枇杷 ②金柑 、「盧生の夢」、盧舎那(ルシャナ)仏=仏の名 ←「ル」音もあり(大漢和)
・その他②:盧罌(ロオウ)=酒を盛る器、盧胡(ロコ)=胡盧(コロ)=忍び笑い、盧牟(ロボウ)=修め整える(=型に入れてつくる意 *「鑪(ロ、いろり、ふいご、さかば)」に通ず。)、盧布(ルーブル)、觚盧(コロ)=ふくべ (*盧は「蘆」に通ず)、鹿盧=ろくろ=轆轤
<盪:トウ、とろ(ける)、あら(う)、あらいきよ(める)、うご(く)、うご(かす)、ほしいまま(にする)>
・とろ(ける):融盪
・あら(う):盪尽=洗い流したようにすっかりなくなること。盪腸、盪滌(トウデキ)=あらいのぞく、
・あらいきよ(める):盪穢(トウアイ)=よごれをあらいきよめる(大)
・うご(く):盪盪=広く大きく動くさま、盪撃・撃盪:水が激する、水が勢いよくうちあうこと
・うご(かす):盪舟=舟をゆりうごかす、盪覆=ゆらがせくつがえす
・ほしいまま(にする):敖盪

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