記憶は曖昧だが憶えている。
小学校に上がる前だったから5歳か6歳手前なのだろう。
毎晩寝る前に祈った。
5歳くらいの子供だから他愛ない言葉で一生懸命に。
いじめっ子でやんちゃなユウジ君のことも頑張って好きになります。
嫌いなお遊戯もちゃんと覚えます。
だから!眠っても「夢」を見ないようにしてください!
夢を見るのが怖かった。
夢から現実の世界に帰ってこれないのじゃないかと信じていた。
だから夢を見ている途中薄々気が付いてなんとか覚醒するように夢の中で行動を起こしていた。
例えば高い場所を探してそこから飛び降りたりするように。
夢の中でショックをあたえて覚醒させる。
そんなことまでして眠るのが恐ろしかった。
今は齢とって寝つきが悪くなってしまい早く眠れるように祈って床に入ります。
死ぬのが怖かった。
今はどうだろう。
死ぬより怖いのは死に損なって寝たきりになることか。
わからない。
メタボ成人病でちゃんと合併症になって一気にそのなにかを味わう日が来てしまうのだろうか。
最近こんなことばっかり考える。