自分自身の中にいる人格は何人いるのか。
ビリー・ミリガンみたいに劇的なドラマはないだろうが。
うっすらと普段の自分とは違う自分を発見することは誰でもあるでしょ。
でもそれだって本来持っている自分という一人の人格から派生した表情や考え方だったりするのかもしれない。
でも小学生のころから今の自分とは違う自分になりたいと妄想はしてきた。・
想像は広がった。
年取ると、世間を知り、知恵もつき、自分の限界も知る。
そうすると今の性格と経済状況と人間関係とで妄想は消えていく。
ポンコツになっても酒を飲むのは今の自分と一旦はサヨナラしたいから。
みんな誰かの影響を受けている。
問題は受けたくない奴の影響だって受けていかなきゃならないとこ。
親の大嫌いな面を受け継いでいる時の絶望感も十代の時はきつかった。
いまだに受け入れられないからどうしようもない。
全てをありのままに受け入れられたら楽なのに。
それは絶対に出来ない。でも妥協はしたい。
色んな事考えるからもう飲まずにいられなくなる。
と、酒飲みは屁理屈を立てて今日も飲む。
面倒くさいオヤジにはなりたくなかったのに。
ああだこうだと言い訳しながら今夜も飲むのだろう。