FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

海街の風に

2023-09-16 00:15:03 | 雑感等々
ひとり横浜の埠頭へ。

生暖かい風が感傷を誘う。

ところどころのベンチはカップルの指定席になって。

目を向けず下も見れず、海の反射だけを見てる振りして。

彼女は来ない。知っている。

そんなそぶりも見せずに埠頭を歩く。

風景に溶け込もうとして。

一人でいるのに、そのことを悟られまいとして。



虚しさと、疲労が巻きついて。



そんな自分を優しく包んでくれるこの横浜港が見続けてくれて。

旅に出たいから、海に来て絶望をひた隠し作り笑顔。



そう、横浜線をながめトボトボ歩く。


笑って、帰ろうよ。独りごちて。


補充し過ぎたパスモを持って。


浜線で帰ろう。
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