FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

血涙

2022-09-08 23:59:47 | 雑感等々
毛細血管が破裂して、真紅の涙が出てくる。


それぐらい、愛している。

欲しい。

悪夢で、眠れなくくらい。


愛して、自分は死んだ。


死ぬくらい、好きだぜ。



死ねる。きみの鎧となって。盾となって。


自分の人生を終わらせられたら。


愛しているなんて、言う前にオレの400㏄のKAWASAKIに乗せてやるよ。



甘い言葉を言う時間なんかあるなら、一緒にバイクに乗って海へ行こう。



血の涙が愛おしい。



愛の証明だから。



言葉なんかいらない。


バイクと風とバイクにけつで初秋を感じるのさ。



走り続ける。海沿いをいつまでも。


オレとお前を祝福してくれる、潮風が優しく頬を撫でる。



それでも思い出には浸れない。


浸れるくらいの暇はないから。


走り続けるよ。



ブレーキはかけないよ。


赤い涙が海を夕日にして。



ブレーキは踏まない。
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