FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

あんことクリーム

2022-12-19 22:34:31 | 雑感等々
静かに行きたい。


あの人は、泣いているのに笑っている。

あの人は、悔しいのに、ガッツポーズをしている。


あの人は、大切な人を亡くしたのに、涙を見せない。

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戦場のメリークリスマス

2022-12-19 22:28:08 | 雑感等々
涙は、絶対に見せない。


でも、人影で静かに息を殺して。


今日も泣いています。



親にも見せられない、私の泣き顔。


お布団にくるまって、泣いていたい。





別れと、後悔と、口惜しさと、そして感謝と。

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年末には、松本清張「天城越え」

2022-12-17 15:39:37 | 読書感想
今年の紅白に石川さゆり出場。

なぜか思い出すのは「天城越え」。


そして清張の「天城越え」は40ページほどの短編小説。

この小説は本当にタイトルが独り歩きしている。

歌と小説は中身まったく関係なし

それくらい秀逸なタイトルだということだ。

とにかく言葉の響きがすこぶる良い。

カッコいいのだ。


伊豆半島の鬱蒼とした森の中に心臓破りの峠の坂と暗いじめっとしたトンネルも思い浮かんでくる。
現代は整備され自然美しいツーリングコースになっているのだろうが。


物語も本当に不可思議。


これは清張が人間の心の心境ほど不可思議なものはないというメッセージと感じる。


主要登場人物も4人のみ。


家出少年と温泉旅館に勤めていた酌婦と、どこか暗い影を落とす土工の流れ者と事件を追う刑事。


刑事以外みんな「ワケアリ」人間。



ジメジメドロドロした人間関係。


すごく面白くてすぐ読めるからおススメ。


清張小説の底流には貧乏の苦汁と真っ暗さが際立ている。



天城峠のじめっ暗いトンネルを抜けると異国に入った感覚、行きはよいよい帰りは恐いを地でいくヒトコワ世界を削ぎ落した簡潔な文体で描き切っている。
清張の傑作には短編が多い。映像化されるのも敢えて書かなかった余白が想像の余地になっているからだ。
さすが芥川賞作家。


怨念と憎悪を柱にしているのは間違いない。


そしてこの短編を書いたキッカケともいえる川端康成の「伊豆の踊子」への返答篇といえると想像するととてもロマンがある。

赤貧洗うがごとしで生きて抜いた清張には育ちがよく華やかな経歴の川端康成がどう映っていたのか。

怨念と憧れ。自信とコンプレックス。色んな色が混じり合った世界が渦巻いている。


私自身のなかにある暗い部分がその世界に囚われるのだ。





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暮れの元気なご挨拶♪

2022-12-16 22:55:13 | 雑感等々
日清サラダ~油セット♪

じゃないんだよ~!


もう、しかし忙しい。っていうかセワシナイ日々だ。

銀行も朝から混み過ぎだろう。


そう、これがシワスだ。

どうか日々平穏で年末までいければ。


トラブルなく。ハプニング無し。想定外無し。


で。



ホント、何なんだよ!っていうくらいの慌ただしさ。


まあ、これが毎年なんだよな。



毎日が試合みたいな感じで初老体には少々きつい。



遊びてェ。

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身の丈で生きる、ヨシュアツリーに身を寄せて

2022-12-13 23:44:56 | 雑感等々
静かな、

小さい光の導きと、

他人には言えない、恥と、


見せたくない涙に、


クリスマスをしたい。


うちの隙間風から、聴こえてくる顔も知らぬ子供らの歌声。




お金もなく、バターケーキが懐かしく。




熱いお茶が嫌いだった。




知らないおじさんに、おばさんに、「今何時ですか。」と



尋ねるのが大好きだった少年時代に。




人の目を気にせず、計算も出来ずに、のびのび生きていた。



損も得も関係のなかった時代。




それは確かにあった。





受胎告知の意味も知らずに、歌う讃美歌。




今は戦場のただ中で、



クリスマスプレゼントも空しくて。





嘘のお菓子と、嘘のお祝いにウンザリして。




それでも、




絶望をしないのは、なぜですか。





希望を捨てずに、自分を諦めずに生きているのですか。




それでも、




そんな時でも、




あなたはあなたの笑顔を大切な人に見せられるのは、なぜですか。




もっと、教えてください。



聞かせてください。





クリスマスがくるその前に。


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