いつもそう思った。
これで終わりだと。
いつも、お別れの繰り返しだと思った。
そんな終わりが近づいていると。
夜のとばりに、彷徨って。
泣き声も、聞こえないように。
夜の街に歩いた、自分自身の姿を今も思い描ける。
闇しか、僕にはない。
つんぼもめくらも僕のそばで寄り添っていてくれる。
それだけで、心強く、明確に、生きれる。
それは、酒の御導きと、生々ししい人間関係の結晶なのか。答えは今も出てこない。
でも、見えないものが見えるような
世の中には賛成しかねてしまう。
そんな寝言は、寝てからしようか。
君は、どう思うだろうか。
この、明るい闇の中で。
真っ暗な、光の中で。
近寄らないでいてほしい。
構わないでいてほしい。
それは、君もいつも、そう思っているから。
僕もそう思わせてもらいたいな。
どうだろうか。
間違っているだろうか、僕は。
酔狂だろうか。
寝言だろうか。
君はどう思うのか。