日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

原発を維持すると、今後の電力コストは極めて高くなる!

2011-07-09 20:39:11 | 日記
御用原子力学者や電力会社や経産省らは原発での発電コストがkw当たり5~6円で最も安いと宣伝しています。

これはとんでもないマヤカシです。  あれは実績計算ではなくて、原発が有り得ない理想的稼働を続けられたとしたら・・・のモデル計算に過ぎません。

実際の原発はしょっちゅう色々なトラブルを起こして停止しています。 

だから実績では石炭火力やガス火力や水力(7~8/kw)よりもはるかに高いコスト10~11円/kwです。

しかも、原発立地の地元への優遇交付金や厄介きわまる核廃棄物の処理費用や原発開発コストなどをこれに加えると17円ぐらい、今後安全対策を強化せざるを得ず、さらに高く付くようになります。

さらに福島原発を収束させるコスト、被害者への賠償金まで含めると20~30円/kwあるいはそれ以上になるでしょう。

原発は極めて高く付く発電方式に過ぎないのです。

米英仏中印などの国々では原発で生まれるプルトニュウムは核兵器の材料になるので、軍事利用を兼ねて原発を推進しているのです。

核兵器を造らない日本が米国のまねをしてどうする!! 

太陽光発電などのコストが安くなるまでの当面の間はメタンを主成分とする液化天然ガスを燃料としたガスコジェネレーション発電が有力です。 

発電だけでなく余熱も温水供給システムなどでフル活用するのでエネルギ-効率を90%ほどに高く出来、発電コストをもっとも安く出来るし、CO2排出も少ない。 

この発電所は短期間で建設できます。 都市の地下でも建設可能で、消費地で発電と温水の供給ができます。

以前から六本木ヒルズの地下にも設置されていて自家発電用に使用されています。

なお、日本近海の海底に大量に存在しているシャーベット状のメタンハイドレートの層を採掘し、そこから減圧法でメタンガスを取り出す研究が日本で進んでいますが、いずれ実用化出来れば同じ装置でその国産のメタンガスを燃料に使えます。














原発無しでも、発電能力は不足しない・・・名大・高野准教授

2011-07-09 07:43:13 | 日記
7/7のモーニングバードの「そもそも総研」で放送された物をインターネットで見ました。

それを紹介します。

高野雅夫・名古屋大学・准教授が経済産業省の資料にもとずいて試算。

※試算の資料は、『電源開発の概要 54 平成22年度(2010)』
編:経済産業省資源エネルギー庁・ガス事業部(¥3,150)


関西電力は、去年並みの暑さで原発を全部止めたとしても7.9%の余力がある!

これは、各電力会社から経産省に届け出ている発電能力(原子力に関しては、今動かしているものだけ)で計算した数字に卸電力事業者の発電能力をプラスした数字だ。

そして、東電はなんと6207万kW!

需要予測に対してプラス11.4%の余力で節電全く必要ないです。

昨年並みの暑さになったとしたら、余力は3.3%。

ということは、節電の必要はあってもほんの数日!

これを説明してくれている名古屋大学の高野雅夫准教授も言っている。

「やっぱり電力会社としては最大限の努力をしてもらって、夏のピーク時にはフル稼働。すべての火力発電なんかもフル稼働出来るように当然努力するべきだと思いますね。

もし、それができないのであれば、そのことについて詳細に消費者に対して説明するべきだと思うんですけどね。

それなしに、電力が足りない足りないっていうのは、これはやっぱり原子力がないと電力が足りないよということを印象付けるための一種の世論操作だと言われても仕方がないと私は思いますね。」

橋下大阪府知事は「いま本当に危ないのは『電力が足りないから原子力だ。このままだと産業が全部海外に逃げていく』、こういう脅し、ボクらの世代はこういう脅しに乗っちゃいけませんね」と主張する。


原発のことではこれまで私を含めて国民の多くは散々騙されて来ました。

「日本の原発は地震が来ても絶対安全」とか「コストが一番安い」とか「未来のエネルギ-は原発が中心」とか・・・

そしてその神話が崩れ、信用されなくなった今、電力会社と経済産業省は「電力が不足するから原発はやっぱりどうしても必要だ! 原発を止めてしまうと計画停電が必要になる! 電力料金も大幅に高くなる!」と盛んに喧伝しています。

これらはもっともらしい理屈ですが、全部裏に大きなウソが隠されています。 

我々はもう二度と騙されてはいけない!と思います。