日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

原発のリスクは桁違い!

2011-07-10 08:04:43 | 日記
地震津波大国の日本ではどの発電にもリスクはあるが、原発のリスクは桁違いです。

福島第一原発の事故の被害・・・

陸上では水素爆発で飛び散った放射性物質による被害は非常に甚大で、極めて長期に渡るでしょう。

避難住民は何年~何十年も帰れないだろうし、今後何十年にも渡って広域で多くの人々に健康被害が

出て来る恐れがあります。 

ウクライナではチェルノブイリ事故後、数年が経過したころから国民の健康状態が広い地域で大きく悪化し始めたと言うことです。 

東日本でもかなり広い地域で、現在の妊婦からだけでなく、今の子供たちが親になった時にも奇形児が生まれる確率が高くなり、また今の子供たちの今後の癌の発生率や奇病の発生率が高くなり、全身の免疫機能低下により様々な疾患に掛かる確率が高くなる恐れがあります。

長期的な内部被曝の悪影響はグレーゾーンの範囲が多く、専門家でも意見がバラバラですが、それだけに不安も大きく、放射能による農水産物被害も観光地の被害を含めた間接的被害も長期に広範囲なものになります。

一方、今有る十数万トンにもおよぶ高濃度の放射能汚染水が果たして上手く処理できるのでしょうか?

安全な形に処理できる前に、元の震源地近くで最大余震が起き、再度6メートル以上の津波が福島第一原発を襲うリスクも低くないのです。

台風その他による集中豪雨に見舞われる恐れもあるのです。

そして高濃度の放射能汚染水が大量に海に流出するようなことになったら、日本の海はとんでもなく放射能汚染され、日本の水産業は壊滅してしまいます。

このように原発のリスクは桁違いに大きいのです。


他の原発でも、「津波対策をしたから、もう大丈夫」などとはとても言えないのです。

大地震だけでも、大事故は起こりうる!

格納容器がいかに頑丈でも、炉心と繋がる冷却水などの重要配管等が繋ぎ部分などで大破損し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れ出して、作業員が近づけない情況になれば・・・

・・・修理もできない・・・・冷却もできない・・・大爆発を止められない・・・と言うことも有り得るでしょう。