日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

高級海水魚を陸で淡水+αを使って促成養殖し、その味を世界に売り込めば・・・

2011-10-03 23:14:58 | 日記
日本の研究者が海水よりずっと少ない塩分濃度でかえって早く海水魚が成長することを実証し、実用化しています。

多くの海水魚は実は海水の濃い塩分そのままでは生きられず、わざわざ大きなエネルギーを使って塩分の大半を体内から排出し、体内の塩分を薄めて生きている・・・と言う。

だから魚の体内と同程度の、海水よりずっと塩分が薄い水を使うとそのエネルギーが不要となる分、同量のエサを食べても速く大きく成長できる・・・と言う。

何年か前にテレビの報道で初めて見た時は、ちょっと驚きました。

「目からウロコが落ちる」ような話しでした。

なるほどそういえば・・・古代の海水魚の一部が何億年か前に川などの淡水域に適応する中で大きな進化をとげ、その一部が再び海に戻って、その進化した能力により海で主流になった・・・とか聞いたことがあったっけ・・・そのためなのかな・・・などと勝手に推測したものでした。

「好適環境水」と名付けられた水があります。

{好適環境水とは、岡山理科大学専門学校アクアリウム学科の山本俊政先生が開発した不思議な水。
淡水魚と海水魚を一緒に飼育でき、山の中でも魚の養殖ができるというもの。
作り方は真水に何かしらの白い粉?を入れると出来上がり。白い粉の組成、成分は山本俊政先生いわく、企業秘密だとか。
好適環境水の販売ルート、価格設定などは株式会社K2ライフラボという会社で取り仕切っているようだ。
好適環境水により淡水魚と海水魚の混泳化を実現、水槽の中に金魚とタイ、クマノミなどがいっしょに泳いでいる不思議な風景を映し出す。
TBS夢の扉では好適環境水で育った魚が著名なグルメ専門家の舌を唸らせた場面もあった。
家庭の食卓に現れる日もそう遠くはないだろう。 }

ですから海水魚の養殖に、内陸で得やすい淡水(川や湖沼や泉や地下水など)を、海水を何分の一かに薄める形で使ったり、あるいは山本先生の白い粉を入れて使ったりできます。

また、過疎地などの内陸で養殖する方が、海の汚染による赤潮・青潮被害や、津波などの被害に遭わずに済みます。

日本の技術で効率的養殖方法を進化させつつ、日本の高級魚の味をまだ知らない世界のグルメ市場に上手く売り込めば・・・

海産物養殖を内陸で行う事業を進めたら良い・・・公的助成と融資を!

2011-10-03 08:21:22 | 日記
 3・11の巨大津波で松島湾などのカキの養殖イカダが壊滅的被害を被りました。 

津波や台風の直撃により、カキなどの養殖筏や養殖魚の囲い網等が大きな被害を受けることが繰り返し発生しています。

また以前から別な地方でも、沿岸の魚の養殖場が赤潮・青潮による酸欠など海の汚染で全滅する・・・と言った被害もありました。

高台の場所でも海水をホンプで汲み上げて使うことは可能です。

装置などの初期投資はやや高く付くとしても、津波や汚染の被害を受けなくなりますし、その上、維持・管理を効果的・効率的にできるようにすることも可能です。

政府や自治体はこの際、壊滅的被害を受けた養殖業への復興策として、意欲的な業者たちに対しぜひ効果的に助成と融資を行って頂きたい。