私は首相官邸などに下記のような提案メールを7月3日に送信しましたが、いまだ実行されていません。 次の政府はやって欲しいものです。
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日本政府は「米国がシエールガスを輸出してくれないなら、イラン原油の輸入停止はできない」・・・と交渉らしい交渉を!
日本政府は米国政府に「シエールガスを輸出して欲しい」と交渉していますが、ただお願いしているだけではなかなか認可してくれません。
米国政府は国内エネルギー資源を戦略的に使う方針です。 そして「米国の業者が国産ガスを輸出することを米国とのFTA締結国だけに許可する」意向だと見られています。
しかし、その一方で、「米国では採掘過剰で値崩れしており、業界は輸出することを望んでいる」とも言われています。
米国政府はガスの輸出を戦略的に考えているというのですからなおのこと、日本政府は次のように交渉すべきです。
「米国がシエールガスを輸出してくれないなら、イラン原油の輸入停止はできない」
「しかし米国がシエールガスを輸出してくれるなら、米国が要請しているイラン原油の輸入全面停止に日本も応じることが可能になる。 だから、ぜひとも日本にシエールガスを輸出して欲しい」と。
日本は今世界一高い価格で天然ガスを大量に輸入しています。 そのため電力会社は「燃料費が高くなり、赤字になって大変だ!」と言っていますし、日本の貿易も赤字になっています。
ただし、それは安く購入するための知恵の絞り方が足りず、努力が不足しているためだともいえます。
その打開のためには駆け引きも含めた交渉らしい交渉をしないと・・・そうすれば、米国政府はガス輸出の認可をする可能性が高くなるでしょう。
(他の国が「それなら我国も」と言って来るのを嫌い、認可の名目を変えることはあり得るとしても)
米国から安いガスを輸入できるようになれば、日本はがぜん価格交渉力が強くなり、他の国からも安くガスが輸入できるようになります。