日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

原発再稼働目指し投資し続ける関西電力、電気料金大幅値上げ申請・・・

2012-11-26 20:46:23 | 日記

 今も電力会社の努力の方向は原発の再稼働のために向けられ、そのため必要とされる新たな安全対策にお金を掛ける計画で経営を考えています。 

しかし、そんなことをしても、そもそも地震大国の日本ではどこもかしこも活断層だらけで、安全は無理。

その上、火力発電その他のコスト削減努力は全く不十分。

地域独占と総括原価方式にどっぷり浸かってきた電力会社にはコスト削減努力の体質がいまだに無い。

燃料が高いのだからなおのこと、燃料効率の良い最新型のガスコンバインドサイクル発電+排熱も有効利用する給湯システムを早期に新設すべき。(後でCO2利用の促成栽培ハウス等が追加出来るように設計すればもっと良い)

古い火力発電施設は夏冬ピーク用+災害時や故障時のバックアップ用にすべき。

 燃料の天然ガスも日本は世界で一番高い値段で契約したまま大量に輸入していて、値下げ交渉が下手なのかなかなかそこから抜け出せない。 

日本政府(経済産業省+外務省)も米国に値崩れするほど取り過ぎ状態のシェールガスの輸出許可を強く交渉すべきです。 「エネルギーの輸出は戦略的に考えると言うが、それならなおのこと、イランへの経済制裁に協力して石油の輸入を止める代わりに、米国から同盟国である日本へのシェールガスの輸出許可をすぐ出して欲しい」「そうでなければイランの全面停止はできない」と強く迫って交渉すべきです。 それが出来ないなら何のための日米同盟なのでしょうか?(私はこのことを7月に政府に提案メールしましたが、いまだに実行されていません)

鈴木教授たちが開発中のイモ発電も早く低コストが実現できる可能性が高いので、もっと協力すべきでしょう。

既存電力会社の地域独占体制では日本は経済沈滞がひどくなるばかり。

「電力自由化+発送電分離」がどうしても必要です。

なお、自民党は既存電力会社に大きな支援を受けていて、その意向を尊重するし、民主党は電機労連の大きな支援を受けていて、両党はとてもそうした改革はできないと見抜くことが有権者には必要です。


近大水産研究所の「完全養殖」マグロやクエの今後に大いに期待

2012-11-26 17:18:48 | 日記

 近畿大学ではクロマグロを卵から完全養殖することに成功し、味も評価され、国内で販売を始めたというニュースを聞きました。

1970年に水産庁の委託研究として始まったのですが、不可能と言われてきた「クロマグロの完全養殖」に近大水産研究所が32年に及ぶ研究を重ねて成功し、その後実用化にも成功。

いよいよ近畿大学が豊田通商と手を組み、世界市場への売り込みを目指します。

大きな産業に育って、雇用も増やして欲しいと期待します。

 また、非常に美味いけれども稀にしか獲れない幻の高級魚クエという磯に住む魚がいます。

白浜観光協会から近大和歌山水産研究所への働きかけで始まって苦節40年、卵から完全養殖することに成功し、国内で販売を始めたというニュースをかなり以前に聞きました。 

今はまだ手数が掛かり、数が限定されていて地元優先でしか出回っていないそうですが、これもいずれは日本全土や世界への期待が出来ます。

 人間、どこの国の人でも「美味くて健康に良い食べ物」への欲求は大変強いもの。

ただ、生産量が限定されていて、あるいはPR不足で、あるいは高価過ぎて、その味が広く知られていない食物は多々あります。

完全養殖鯛は日本で需要以上に供給が増えて値崩れし、減産したそうですが、日本人が美味いと思う鯛なら世界へPRして売り込むことは可能ではないかと思います。

ウナギやイセエビの研究も苦労して進められていますが、他にもまだ有名ではないが非常に美味しくてヘルシーで、もっと日本中へ広げ、さらに世界中に売り込める食物は多々あると思います。

たとえば、カニカマボコは日本企業の発明品ですが、これを輸出したところ、美味しくてヘルシーだと大変喜ばれて良く売れ、今では世界中で造られ食べられるようになりました。 日本企業はそれを造る機械を受注して製造販売しています。

 ただし、他国と違い、地震大国の日本では、食品関係の輸出国になるには原発廃止も大切。 再度事故れば輸出食品産業が壊滅的打撃を受けかねないから。