日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

中国、石炭火力に脱硫装置や集塵装置を付けず、また硫黄固定化練炭にして使うこともせず

2013-02-26 12:57:17 | 日記

中国では今、大気汚染と水の汚染(河川・地下水・海洋)が広範囲で深刻。

特に日本にも飛来し、中国6億人の健康被害が心配な大気汚染。

中国では、石炭の埋蔵量が膨大で安く手に入るので、多用されています。

ところが石炭火力の火力発電や工場に脱硫装置や集塵装置を付けず、また硫黄を固定化した練炭にして使うこともほとんどしていないのです。

日本が自身の経験とこうした環境技術を早くから教え、技術提供しているというのに・・・まったく普及していません。

中国では企業や個人が環境など公共のためにコストを掛けることを嫌っているのですが、政府も同様でここまできてしまったのです。

なお、脱硫装置は数十億円、集塵装置は大きさにもよるが数億~数十億円掛かります。

また、中小企業や個人では硫黄を固定化した練炭を使えばよいのですが、中国で工場まで造ったのに普及策が取られなかったためか、ほとんど普及しませんでした。

(練炭は日本で発明された。 消石灰は石炭の中の硫黄を固定化して臭気やSOxの排出を抑制する効果があるため多用される。以前は、無煙炭などの上質の石炭から作られたが、最近では褐炭から作る技術が発達している)

こんなことで、経済規模や軍事規模が大国だといっても・・・根本から反省してもらわないと・・・中国人も隣国の日本人も大変困ります。