中国の人たちの多くは大気汚染で直接感じる症状は分かるが、それ以上のすぐには感じ取れない健康被害については想像しかできないのでは・・・大企業本位の経済優先で反人民的な(もちろん反社会主義的でもある)中国共産党政府は責任ある研究も発表もしていないのでは?
そうだとすれば、国民からの解決要望も急迫さが不足し、政府の口先先行で遅い実行に対して突き上げが不十分になっているのでは・・・そして手遅れになるのでは・・・日本にも大被害が及ぶのでは・・・と心配です。
その恐れがあるので、日本政府も環境の専門家たちも政党も、中国政府にだけ働き掛けるのではなく、直接中国の一般市民に必要な情報を早く、分かりやすく伝達する必要が大です。
たとえば・・・かつて四日市市や川崎市等であった大気汚染と被害とその克服経験を示し、大気汚染度と期間と何年後の病気の発生率などを数字で示し、環境省によるPM2・5が肺細胞にダメージを与える実験の映像などを示し、 また合わせて、予想発生源に対する効果的対策もはっきり示して中国語版(+英語版)のUチューブ等で中国の市民に伝える必要があります。
特に中国の環境活動家にそれを見てもらえるように連絡し、他にも運動を強化してもらうための相談にのるなど連携をして欲しいと思います。
なお、PM2・5(直径が2・5マイクロm以下の微粒子)は特に呼吸器官に害を与えるので、日本ではその環境基準を35マイクログラム/m3以下と定めています。 個人差はあるが米国のデータでは健康被害が出始めるとされている70マイクログラム/m3以上になると環境省は注意喚起の警報を出すことにしました。
2月28日の北京市はそれが300マイクログラム/m3を超え、日本の基準の8・6倍でした。
河北省では600マイクログラム/m3以上の所もあったそうです。 日本の基準の17倍です。
すでにあまりにも深刻なのです。