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個人資産が数兆円の大富豪の大豪邸や遊び方・・・うらやましいと言うより、あほらしいほどの社会的ムダ

2016-12-18 09:12:18 | 日記

★個人資産が数兆円の大富豪の大豪邸や遊び方・・・うらやましいと言うより、あほらしいほどの社会的ムダ

世界の大富豪ランキング(池上彰緊急スペシャル)という番組を見ました。

米国で見ると、米国発のグローバル企業の創始者や有名な投資家たちが、数兆円もの個人資産を形成しています。

そして大富豪の大豪邸や遊び方の例では・・・贅沢の限りを尽し過ぎで、うらやましいと言うより、あほらしいほどのムダに思えます。 

成金趣味もあるし、お金が使い切れないほど有るからそうするのでしょうが、一方で米国には公式な統計でも貧困層が4千数百万人います。

余りにも富が偏在しており、しかも、格差が毎年拡大しています。

 能力や努力の差による格差は一定の合理性があるとしても、それは極端に大きなものではなく、また毎年拡大していく性質のものではありません。

たとえば、ノーベル賞を受けるような優れた能力を持ち、凄い努力をして人類のために大きな貢献をした人たちでも、ほとんどの人は富豪になってはいません。

余りにも富が偏在しており、しかも、格差が毎年拡大している主要な原因は何か?

剥き出しの資本主義社会では・・・基本的に企業の労働分配率が低いので、それが格差拡大の基本的原因です。

それから、ピケティ教授が実証したように、資産を使った利益率(資本の増加率)の方が、人の労働(労働者に限らない)による収入の増加率より高くなる・・・という資本主義的なシステムが政治的・税制的・経済的に造られているからです。

中国でも同様なことになっています。

中国共産党幹部は政治で一党独裁体制を維持したまま、経済の方は 外資を招き入れたり、資本主義を推し進め、国有企業も党幹部が食い物にしています。

福祉政策もただでさえ遅れていたのに大幅に減らしました。

そういう変則的で歪なやり方ながら、強欲資本主義とも言えるような状態で格差が拡大しています。