見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 タミヤ Spitfire MkⅠa 飛行姿勢にチャレンジ (4)パイロット完成

2022年07月12日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
タイトルの通りです、何とかパイロットが乗り込めるようになりました



ところで作っている時に困ったのが、酸素マスクを始めとする装備品です
これはYouTubeに投稿されている、映画「Buttle of britain(空軍大戦略)」の
インデックスに有った、英空軍パイロットの「画像を切り取ったものですが

酸素マスクが布製でホースが左横に付いているという特徴が有りますね

しかし、そもそもこの装備は正しく当時を再現しているのか!?という問題が有ります
60年代の映画の多くは(あのThe Longest dayとか)ここをかなり手を抜いて作ったものが多く
油断がなりません(汗)

そこで当時のお写真と、市場で取引されている本物の画像が頼りになります
まず当時のお写真

これはあのIWM所蔵写真、BoB当時の610Sqnのパイロットだそうです
酸素マスクが先に載せた映画のものとほぼ同じですよね
マスクのマイクロフォンには皮カバーがかけてあるのだそうです

以前、あまり役に立たないとクサしていた(^^;
OSPREY社のMen-at-Armsシリーズ ”The Royal Air Force 1039-45”には
P23にこの装備の写真と説明が載っていました

それによると酸素マスクは”Type D oxygen mask”というタイプだそうです

こちらにはその実物(売り物)が載っていました

頭に被っている革製の飛行帽は”Type B helmet”
耳にあたるレシーバーを収納するところが大きく、チャックが付いているのが特徴です

以下のURLの画像を編集させてもらいました
https://www.dearoldblighty.com/upload/images/shopprod/15092/ww2-raf-1939-battle-of-britain-period-b-type-flying-helmet-_15092_main_size3.jpg
http://gallery.nen.gov.uk/assets/0903/0000/0180/a0849_mid.jpg

映画の出演者たちが着用していたゴーグルはコレです
MarkⅦ Flying goggles

こちらから、売り切れみたいですが(^^;

さすが本家、装備品もバッチリ本物(又はそっくりレプリカ)でした(^^)

でこれらの資料を元に工作&塗装したわけですが
その結果がコレです...



通信用のコード類は0.135mmブラックリギングで
酸素ホースは外径0.38mm極細コードと、いつもの材料を使いました

何やかやと、色々細かい事を言った割にはこの程度
ヘルメットもゴーグルも、似て非なるものにさえもなりませんでした(T T)
今後への重い課題です(_ _;)

で、乗り込んでもらいました


まぁ宜しいんじゃないでしょうか、と
またもフライトサージャントのシェブロンは見えなくなりましたが(-_-;)

当時のRAFの装備について、もし興味を持たれたなら
記事で挙げたタイプ名(例えば”MarkⅦ Flying goggles”とか)で検索してみてください
一発でヒットするはずです。
それぞれMarkⅧとかType CとかEとかも有りますので、変化を比べてみるのも面白いですよ(^^)

【続く】