【北朝鮮情勢】「圧力の結果出てきた成果」「拉致解決のため協力を」 日米首脳電話会談要旨
安倍晋三首相とトランプ米大統領の9日の電話会談の内容は次の通り。
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トランプ大統領 訪米中の韓国の鄭義溶大統領府国家安保室長らから、先般の南北会談の結果について説明があった。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が非核化にコミットし、米国との平和を望んでいる。安全を望んでいる。金正恩氏自身が私との対話を望んでいる。
北朝鮮の動きは、これまでの厳しい制裁や米国の軍事力を含む最大限の圧力の結果、出てきた成果だ。今後、状況を注視しつつ、金正恩氏と会う用意がある。
安倍晋三首相 こうした形で連絡を頂いたことに感謝する。非核化を前提に話し合いを始めるという北朝鮮の変化を評価する。北朝鮮の動きはまさに大統領と私が緊密に連携し、韓国、国際社会としっかりと連絡をとりながら、最大限の圧力をかけてきた成果だ。北朝鮮が完全で検証可能な、かつ不可逆的な非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ。
大統領 経済制裁と軍事的圧力を今後も継続をしていくのは当然だ。
首相 日米は百パーセント共にある。平成30年度予算成立後の4月初旬にも訪米し、トランプ大統領と会談したい。具体的な調整をしたい。
大統領 ぜひそうしてほしい。
首相 (昨年11月に)大統領に拉致被害者、そして被害者の家族のみなさんと会っていただいた。皆さんは大統領の拉致問題に対する姿勢に感銘を受けていた。拉致問題解決のためにも協力をお願いしたい。
大統領 よくわかっている。
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トランプ大統領から安倍首相に北朝鮮問題について電話があったという。
それは訪米中の韓国特使から説明を受けた直後。
日本は蚊帳の外だという人もいるようだが、一応連絡があり、安倍首相も意見を述べている。
日本は米国と違い、いつでも北朝鮮のミサイルの標的になっている事。
そして多くの国民が40年も拉致され続けている事。
だから、もっと北朝鮮を脅威に感じるべきだが、どうもその危機感が足らないのが情けなく思う。
これも平和ボケの国民が多い所以なのかもしれない。
憲法9条さえあれば大丈夫とは驚くが、まだそう思う人の多い事に愕然とする。
また、この様な急激な情勢変化なのに無関心な政治家たちにも驚いてしまう。
米朝首脳会談にあまり期待できないが、これを好機と捉え拉致問題に進展があればと思う。
またトランプ氏との会談の時には拉致問題解決への協力を強く依頼してもらいたい。
日本独自で解決できないもどかしさ、そして情けなさがあるが、
現状アメリカに頼らざるを得ないのだから仕方がない。
これもアメリカに押し付けられた憲法も一因だと思えば遠慮は不要。
またこの事をもっと私たちは自認し、憲法改正の必要性をも考えるべきではないだろうか。
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