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【兵庫県議会百条委】元県民局長の私的情報「前総務部長から聞いた」と複数県議が証言

2024-12-17 11:55:40 | 呆れる


元県民局長の私的情報「前総務部長から聞いた」 複数県議、兵庫県議会百条委に証言(神戸新聞NEXT) - goo ニュース

 兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の聞き取り調査で、複数の県議が告発文書を作成した元西播磨県民局長の私的情報を、前総務部長から聞いたと話していることが16日、関係者への取材で分かった。前総務部長は懲戒処分の責任者。県は地方公務員法(守秘義務)違反の可能性があるとして、弁護士に調査を依頼している。

 元県民局長の私的情報は公用パソコンの中に記録されていたとされ、3月25日に県が公用パソコンを押収していた。元県民局長は7月2日に代理人を通じて百条委に、プライバシーに配慮してほしいと要望。百条委も「告発文書の真偽を解明する調査とは関係ないため、私的情報は取り扱わない」と決めていた。

 一方、前総務部長は10月25日の百条委で、押収した元県民局長の私的な個人情報を印刷し、所持していたことを認めた。ただ、漏えいの有無については問われながらも「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性がある」などと刑事責任回避を理由に証言を拒んでいた。

 関係者によると、百条委は16日に非公開で複数の県議に聞き取り調査を実施。4月中旬ごろに前総務部長から、元県民局長の私的情報の記録を見せられたり、話を聞いたりしたとの証言があったという。

 元県民局長の私的情報とされる内容は、知事選前後から交流サイト(SNS)上で広まっており、県は第三者機関を設置して慎重に調査すると表明。元県民局長が7月に死亡したことの因果関係について斎藤知事は「私には分からない」と発言している。
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興味のない方には「またかあ」と思われるかもわかりませんが、
兵庫県民にとっては気になる情報です。
 
SNSを中心にデマか真実か不明な事が拡散されています。
 
それが真実かどうかわからないままに知事選に突入したのですが、
あの判断は良かったのかと、今改めて思います。
 
終わった事ですから、今頃色々言っても詮無い事ですが、それでも真実は何かを知りたいですし、
元県民局長のプライバシーまで曝され、そして批判されても良いのかと。
 
何度も拙ブログで私の考えを述べていますが、初期対応の誤りが一番の問題だと思っています。
 
つまり、告発された側である知事が犯人捜しをした事です。
これが最初から利害関係のない弁護士等に調査を依頼していれば、良かったのです。
その結果、元県民局長が業務時間中に私的な事をしていたり、公的PCの私的使用が判明した時点で
懲戒処分が必要ならそうすれば良かったのです。
 
しかし知事は被告発者でありながら身内とも言える側近が刑事顔負けの取り調べをしたのです。
 
初期対応を誤っていなければ百条委員会の必要はなかったかもわかりませんし、
あったとしても利害関係のない第三者が調査していれば元県民局長は自死する必要もなかったのではと悔やまれます。
 
また告発文と私的使用のPCの情報は関係はありません。
告発文は事実か否かを検証すれば良いだけで、敢えて私的文書を曝す必要もなかったはずです。
しかし曝すとの知事の側近からの話を知り、弁護士を通じて私的文書の公表を止めて欲しいと訴えた元県民局長。
 
ところがどこをどう間違えたのか、行き違いだったのか、
プライバシーは守る方針を伝える前に県民局長は亡くなったのです。
 
当初から知事の側近の事が問題になっていました。
いわゆる「牛タンクラブ」です。知事と副知事や以下の面々です。
●片山安孝副知事(7月末に辞任)
●井ノ本知明県民生活部長(4月に総務部長昇進後、更迭)
●原田剛治産業労働部長
●小橋浩一総務部長(4月に若者・Z世代応援等調整担当理事昇進後、更迭)
 
これは元県民局長が告発文書で指摘していましたが、知事は人事面で側近を優遇していました。
01記者発表050322(HP用) (該当人事表はP6)

 

知事選では立花氏は真偽不明の事をあたかも真実の様に拡散させていました。

特に悪質なのは選挙公報や政見放送で嘘と知りながらデマを訴えていた事です。

それを信じて投票した人も少なからずいたと思います。

そして元県民局長が業務用のPCに保存していたという私的文書。

副知事が元県民局長から没収したPCに保存された情報をなぜ立花氏が知り得たのか。

何十枚にも渡るプリントが県議らが受け取っていたとの話が以前からありましたが、

神戸新聞によれば発信元は前総務部長だと分かりました。

PCを取り上げ、パスワードを聞き出し、その場で間違いがないか確認をしたのは副知事でした。

ですから副知事から知事側近に広まったと考えられますし、知事も知っていたのではと想像します。

 

前総務部長は井ノ本氏です。

そして10月の百条委員会では「守秘義務違反に当たる可能性がある」と証言を拒否しています。

これはPC内の情報は守秘義務違反だと分かっていた事になります。

にも拘らず、印刷した上に県職員にばら撒いていたのです。

 

斎藤氏に不利な情報が出てきたら、斎藤擁護者たちは相手を攻撃します。

その攻撃相手は新聞等のマスメディアです。

神戸新聞は地元紙という事もあり、この問題について詳細を報じていますが、

斎藤氏を否定するような記事を書けば「神戸新聞はもうやめる」との声が広がっていました。

 

勿論、先日の共同通信の靖国参拝関連の記事や朝日新聞の慰安婦関連記事など、事実に反する記事もあります。

しかし指摘されれば調査し、訂正もします。

ところがSNSはいわば発言に責任を持たない多くの一般人がデマであっても拡散します。

それが一つの塊になり、異論を唱える人を猛攻撃する事態にもなります。

 

兵庫県知事選では新聞等よりもSNSが信用できる。との話が広まりました。

特に立花氏の発信が影響していると感じます。

しかし立花氏が白状したように元県民局長が10人との不倫話は嘘だったのです。

10人との不倫、挙句の果てには不同意性交とまで言っていたのです。

これは名誉棄損にもなるでしょうし、そもそも根拠としたPC内の私的情報が拡散された事が全ての始まりです。

そう考えると井ノ本総務部長の罪は重いです。

井ノ本氏こそ、何らかの懲戒処分を科されるべきではないかと思います。

 

昨日は郷原弁護士、上脇教授による公選法違反での訴えが県警と検察に受理されたとの報道があり、

立花氏は奥谷県議(百条委員会議長)への名誉棄損について県警から事情聴取されるとの報道も。

何が真実であり、何がデマなのか。

そして県知事選が公正な選挙だったのか知りたいですし、

知事が関係した事でも知事本人は知らなかったとの一辺倒ですが、

今後は今回の騒動を糧にし、謙虚にそして誠実に県政を進めてもらいたいです。

 

 

※斎藤擁護派の殆どは保守層であり反斎藤派は左翼系です。保守の私としては少々不満です。

 


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4 コメント

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Unknown (nori)
2024-12-18 02:55:25
はじめましてこんにちは。私は斎藤擁護派です。事実を積み重ねていけば真実が導き出されるのではないかなと思います。
事の発端は元県民局長による告発文書の送付でしょうか。

兵庫県庁内部告発文書問題 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%BA%81%E5%86%85%E9%83%A8%E5%91%8A%E7%99%BA%E6%96%87%E6%9B%B8%E5%95%8F%E9%A1%8C

告発文書は三月のものと四月のものがありますが、三月の告発文書は兵庫県警によって突っぱねられています。兵庫県警曰く「記載内容や匿名の文書であることなどを総合的に考慮した結果、現状においては、公益通報としての受理には至っていない」とのことです。
四月の告発文書については県の調査により、問題はなかったとされています。
従って、現時点では「斎藤知事によるパワハラ・おねだり・キックバックはない」ということになります。

セクハラなどの場合は被害者が訴えることで調査が始まるわけですが、斎藤知事の場合は被害者が訴えていないのにも関わらず調査が始まってるんですよ。おかしいと思いませんか?被害者は誰なんだよって話です。直接被害を訴えている人は誰一人としていませんからね。亡くなられた方も、自身がパワハラを受けたなんて一言も言ってません。もし、斎藤知事が在任している間は報復が怖くて訴えられなかったというのなら、斎藤知事が失職した後に訴えればよかったわけですが、誰一人として訴え出た人はいなかったわけです。

元県民局長の懲戒処分については、
・誹謗中傷の文書をばらまいたこと
・職員の個人情報を勝手に持ち出していたこと
・勤務時間中に公用PCで200時間ほどかけて私的文書を作成していたこと
・次長級職員に対してハラスメント行為をしていたこと
が理由とされていますので、停職3カ月は妥当だと私は思います。
返信する
Unknown (blue)
2024-12-18 14:46:03
>nori さんへ
>はじめましてこんにちは。私は斎藤擁護派です。事実を積み重ねていけば真実が導き出さ... への返信

はじめまして。
こんにちは。
私は今のところどちらかと言えば斎藤批判派でしょうか。
一応是々非々ですが。
さて、元県民局長が告発文を送った相手はマスコミ各社、議員、そして警察ですね。
告発文書送付先として警察はどうかと思います。
なぜなら事件性があるか無いかを判断し捜査するのが警察だと思っています。認識不足かもわかりませんが。

元県民局長は知事が側近たちを優遇している事に不満があり、それを世の中に広めたかったのではと思います。
ところが訴えられた側の知事が側近に命じ元県民局長を取り調べ、更にはPCの内容を調べ上げたのです。
勿論PCは県の物ですから取り上げる事に違法性がないでしょうが、その後知事が記者会見で嘘八百と決めつけ懲戒処分を言い渡したのですね。
この事に納得できなかった元県民局長は公益通報窓口に通報したと考えられます。

懲戒処分の根拠として公用PCで200時間私的な文書の作成が挙げていますが、平成23年からの14年間の時間数です。
多い時で1日3時間とは言え、均等割りすれば一日当たり数分です。
本来なら斎藤知事就任後の令和3年からの3年間の私的使用時間で処分の程度を決めるべきです。
如何に多くの時間を私的に使ったと思わせる印象操作と思ってしまいます。

敢えて言うと、知事は自分が告発されたと知った時点で利害関係のない弁護士など第三者に調査させるべきでした。
そうすれば元県民局長も自死しなくても済んだかもわかりません。

斎藤さんについて様々な意見があるでしょうが、今後百条委員会や第三者委員会の結論を待ちたいです。
返信する
Unknown (nori)
2024-12-18 19:31:04
こんにちは。

やはり一連の問題を解く鍵は公用PCの中身にあるのでしょうね。このファイルには、元県民局長の不倫日記だけでなく、誹謗中傷の文書を作成した経緯や、関係者等の情報も含まれているそうです。

公用PCの中身について公開されていませんが、内容については丸山穂高氏の動画を見るとわかると思います。
https://www.youtube.com/@maruyamahodaka/videos

もともと、片山元副知事は公用PCを内内で処理すべきであって、百条委員会を設置すると元県民局長のプライベートな情報を含めた全てが公になるのでやめてくれと言っていたそうなんですよね(このことはウィキペディアの兵庫県庁内部告発文書問題にも書かれてます)。しかし片山元副知事の願いは叶わず、百条委員会が設置されてしまい、結果的に、元県民局長は百条委員会に出頭する直前に命を絶ってしまったというわけです。

不倫のことについては、たしかに倫理上は問題あると思いますけど、告発文書問題とはなんら関係ないので、それは切り離して考えるべきでしょうね。丸山穂高氏も言ってますが、真実を知るためには公用PCの調査は絶対に必要だと思います。
返信する
Unknown (blue)
2024-12-18 21:06:17
>nori さんへ
>こんにちは。... への返信

丸山穂高さんのYouTubeは何日か前に観ました。
「不倫日記」の解説でした。
あとPCの日付が同じになっていた事についての解説もされていました。
ただPC内の私的な文章は懲戒処分の妥当性や軽重の判断には必要でしょうが、告発文には直接関係ないと思っているので分けて考えた方がいいと思います。

問題なのはいわゆる牛たんクラブのひとりである井ノ本氏が私的文書を県職員や県議に拡散した事です。
これは公務員の守秘義務違反の可能性が高いですし、受け取った県職員らもことの重要性がわかっていなかったのが問題です。
更に言えば斎藤知事もこの事を知らなかったと述べていますが、ちょっと信じられません。

この問題は次々新しい情報が出てきます。
時系列に考えないと見誤りそうです。
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