沖縄県うるま市の女性会社員が殺害された事件で、殺人罪などで起訴された米軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン被告(32)が「殺意はなかった。乱暴もしていない」と話していることが、弁護人への取材でわかった。
今後の裁判員裁判では、殺人罪などについて無罪を主張する方針。
捜査関係者によると、シンザト被告は当初の聴取に、「乱暴する目的で1人で歩いていた女性を襲った」と供述していたが、死体遺棄容疑での逮捕翌日の5月20日以降、黙秘に転じた。
また、シンザト被告は、弁護人を通じて、米軍の準機関紙「星条旗新聞」(電子版)に声明を送り、「被害者を殺すつもりはありませんでした。詳細は裁判で説明します」と主張。裁判を那覇地裁から東京地裁へ変更するよう求めた。
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状況証拠などから女性をシンザト被告が殺害したのでしょう。
でも「殺意がなかった」
殺すつもりはなかったが、殺してしまった、という事でしょうか。
多くの被告はそう言うでしょう。
でも事実は事実です。
それは裁判でどう裁かれるかという事になります。
今回の裁判では裁判員裁判になりそうですが、
シンザト被告は裁判を那覇地裁から東京地裁への変更を求めています。
その理由は反米感情の強い沖縄では公平な裁判を受けられない、
沖縄県民は自分への敵意で凝り固まっている、との理由だとか。
被告のこの考えは頷けます。
「沖縄県民はこの事件に皆怒っている」って県民大会もありました。
いわば沖縄県民総意だと、沖縄地元紙も言っていましたしね。
今日の読売新聞朝刊でこの裁判について次のようなインタビューを載せています。
被害女性と同じうるま市に住む主婦は
「『沖縄だと不利』という理由で変更を求めるなんて、県民をバカにしている」
ベテラン刑事裁判官は
「県民全員が反米感情で理性的な判断が出来ないとは断定しにくく、変更が認められるのは難しいだろう」
県民大会を開いて、翁長知事も出席しそして元軍属の被告を批判し
新聞も大々的に報道しているのです。
沖縄だと冷静に公正な裁判が出来るとは思えません。
被告にとっては不利でしょう。
なにも沖縄県民をバカにしていません。
それが沖縄の空気ですから。
米軍基地に関係している米国人を目の敵にしています、
即ち反米感情は最悪です。
あくまでも地元紙の報道だとですが・・・。
でも被告が米軍基地に関係していたら、例え売店で働いていたとしても
米国人だというだけで、冷静な判断は出来ないでしょう。
勿論、報道通りの殺人事件なら極刑を望みます。
被告が日本人であっても米国人であってもです。
沖縄での米軍基地関係者の犯罪について、冷静さを欠いていると感じます。
米軍基地関係者の禁酒期間中飲酒運転事故がありましたが
そもそも飲酒運転で事故を起こしたら全員に禁酒命令を出すこと自体異様です。
かつて福岡市職員が飲酒運転で幼い子供2人亡くなりました。
そのとき市職員全員に禁酒令が出されましたか?
家庭内でも禁酒ですよ。
大阪市阿倍野区で警官が二股をかけていて、以前からの恋人が邪魔だと殺害しました。
その時、大阪府警全員が批判されましたか?
沖縄県民感情は県外に住む者が理解できないものがあるでしょう。
でも、何か違う、って感じます。
例えば、軍属だからと日本での法律が適用できず、
米軍基地内に匿われ、軽微な罪でおしまい、となればそりゃあ怒ります。
県民だけでなく、日本中の国民が怒ります。
地位協定抜本的見直し、改正となるでしょう。
でも今回の事件への県民たちの感情は憎悪だけと感じます。
報道通りならですが。
被告が沖縄では公平な裁判を受けられないと感じるというのは
何か問題があるのでは、と感じます。
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