第11管区海上保安本部(那覇)は10日、沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入した中国海警局の船2隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表した。中国公船は8日にも一時侵入し、尖閣周辺での領海侵入は3日連続となり、今年10日目。
海保によると、中国船2隻の付近では日本の漁船1隻が操業しているため、2隻に領海から退去するよう警告し、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保している。
海保は10日、領海外側にある接続水域でも、中国海警局の別の船2隻が航行しているのを確認した。うち1隻は機関砲のようなものを搭載しており、領海に近づかないよう巡視船が警告した。
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中国公船が尖閣諸島周辺の領海に侵入しました。
3日連続です。
連続というか、ずっと領海内に居座っているのです。
通常は月に2、3回の領海侵入ですから少し異常です。
また得てして勘違いしそうですが、領海外には連日のように中国公船が来ています。
これらはずっと同じ公船なのか、入れ代わり立ち代わり来ているのか。
いずれにしても尖閣諸島周辺に常時中国公船がいるのです。
また、その内の何艇かは機関砲も搭載しています。
昨日、日本の漁船は大きな中国公船に追い掛け回されてのですから
生きた心地がしなかったでしょう。
ところで過去にも連日中国公船が尖閣周辺の領海に侵入した事がありました。
2016年8月の事です。
この時も異常でした。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_h28_08.pdf
この異常な行動の原因というか切っ掛けは何だったのでしょう。
ところが特にこれと言った出来事はありません。
赤サンゴ乱獲事件は2014年です。
2016年は中国に強い姿勢の稲田朋美さんが防衛相に就任していますが、
この事が関係しているとも思えません。
以下は当時の尖閣諸島周辺の様子の記事ですが、
中国漁船は200~300 隻、中国公船も最大15隻と異常すぎます。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/300-1.php
次の動画は当時の映像です。
警告に応じず領海侵入する中国船 海保が映像公開(16/08/16)
こちらは海上保安庁HP掲載の動画です。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/160815_senkaku_3.mp4
こちらもクリックすれば別画面でご覧いただけます。
さて、今回の中国公船が連日領海侵入した理由は何だったのでしょう。
米国は新型コロナは武漢から発生したと主張し、中国はこれに反発しています。
ですから日本に「これ以上詮索するな」
「証拠もないのに武漢発生などと荒唐無稽な事だ」
「これ以上首を突っ込むな」と言いたいのでしょうか。
武漢コロナが収束後には習主席を国賓として迎えるつもりでしょう。
しかし国賓として相応しいですか。
国賓として迎えたら中国公船の航行を容認した事になりませんか。
そう問いたいです。