25日夜から26日未明にかけては、男の母親ら女性2人が相次いで逃げ出し保護された。

 県警によると、男が確保されたのは26日午前4時37分。屋外で確保した。男を乗せた車は中野署に到着した。県警が殺人容疑などで調べる。

 県警は26日、刺されて死亡した女性の身元を、現場近くに住む村上幸枝さん(66)と明らかにした。

 立てこもり事件は25日午後4時25分ごろ、中野市江部で発生。男は村上さんを刺した後、通報で駆け付けた警察官に発砲し、住宅に立てこもった。

やっと終わった。

そう思った人も多かったと思います。

不可解な事件です。

最初被害に遭った女性と容疑者の関係。

そして何より負傷した人がずっとその場に放置され続けた事。

なぜ早く助け出さなかったのか。

倒れていたのを確認しているのに何もできない警察。

早く救出すれば助かったかもわからないのに。

犯人が爆弾を所持していたら躊躇するでしょう。

人質の命に係わるなら躊躇するでしょう。

しかし今のところ、そのような事態ではなかったと感じます。

早い時点で犯人は誰なのかわかった筈です。

その場にいなかった中野市議会議長が説得できなかったのか。

現場から遠いところにいたから物理的に不可能だったのか。

それとも説得をしたら犯人を刺激し激昂するかもわからないと思ったのか。

そもそも犯人の名前は分かっていた筈なのに、逮捕されてから数時間経ってからの氏名の公表も不可解です。

もしや精神病院への通院歴があったからか、と思いましたが現在は公表されています。

 

話は元に戻りますが、現場近くで倒れたままで救出されなかった高齢女性。

当初は男性と言われていましたがそうではなかった。

それぐらい現場の情報がわからなかったのかとも。

テレビで何人か指摘していましたが、長久手の立てこもり事件を思い出します。

今から16年前の2007年5月17日から18日に愛知県長久手町で起こった事件です。

※長久手町(現在は長久手市)の名前は2005年の愛知万博で有名になりましたが。。。。

あの時は犯人宅の庭先で倒れた警官をどうやって救出するのか、早く救出して欲しいと願っていました。

今回はあの時よりも早い時点で救出できたのではと思っていましたが、願いも虚しく事件解決でやっとで、

それも現場で死亡確認ですから最悪です。

 

もしかしたら犯人がネットやテレビで情報を得ているだろうと、以前のような体制は取れなかったのかもわかりません。

親や親族が説得するのは時代錯誤になるのでしょうか。

 

長久手の立てこもり事件は元暴力団組員でしたが、今回は一般人ですから

最早このような凶悪事件はいつどこで起こってもおかしくない時代になったと言えそうです。

安倍元首相暗殺事件も岸田首相暗殺未遂事件も一般人がネット等の情報で銃器を制作しています。

 

ですから警察官は最悪の事態を想定して万全の装備をして現場に向かって欲しいですし、

時と場合にもよりますが、拳銃使用は躊躇わないで欲しいです。

 

追記:こんな事情もあったようです。

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