安倍元総理国葬の日思ったこと(R4.9.27)
令和4年9月27日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第896号。
今日は安倍晋三・元総理の国葬でした。
私は会場近くに行って黙祷しただけですが、ご冥福をお祈り申し上げます。
荒木さんは以前から安倍さんについては否定的でしたが、今日の話を聞いてやっぱり、という気持ちです。
安倍政権になってから被害者を一人も取り戻せていない、
そうでしょう。
しかしそれが安倍さんのやり方が間違っていたのかというと、それもちょっと違うと思うのです。
というか安倍さん以上に拉致解決に熱心な総理はいなかった、
安倍さんでも解決できないぐらい、北朝鮮相手に交渉は難しかったという事だと思います。
武力で脅すか、巨額の資金か、そして北朝鮮の崩壊か。。。。。
一番現実的であり、それでいて非現実的なのが北朝鮮の崩壊です。 どっちやねん。
経済支援と言ったら、小出しにして莫大な援助を突きつけるでしょう。
そうなれば全員救出など無理に決まっています。
何年か前の朝鮮総連ビル売却問題が一つの突破口となるのではと期待しましたが、そうはなりませんでした。
マネーロンダリングを完全に防止することもできず、スパイ防止法もなく、
日本にできる事は何なのか、何もないじゃないか、、、そんな投げやりな気持ちになってしまいます。
しかし全ての手を打っている訳ではありません。
もっと世論を動かすことも必要です。
そして政府はもっと本気を出して欲しいです。
考えがあるのでしょうが、拉致担当大臣が官房長官兼任であり、担当省庁もないのです。
超多忙の官房長官が兼任ですから、片手間だと言われても仕方ありません。
日本が持っている手は少ないですが、考えられる全ての方法を駆使していません。
拉致問題解決は最重要課題だと言っている岸田さん。
本当にそう思っているなら全ての方策を講じるべきです。
森喜朗元総理の話が出ましたが、かつて森さんは
「中国かどこかで見つかった事にして、拉致被害者を戻してくれないか」と北朝鮮に提案したと聞いた事があります。
その程度なのです。
その程度の考えしか持っていないのです。
へそを曲げた幼児を相手に、宥め賺す様な事しか思いつかないのです。
今日の国葬には拉致被害者家族の横田早紀江さんや拓也さんの姿も見受けられましたが、
荒木さんは招待されていなかったとか。
やはり安倍さんに否定的だったからでしょうか。
わだかまりの様なものがあったのかどうか知らないですが、
拉致問題解決に熱心だった安倍さんなのですから、分け隔てなく招待して欲しかったですね。