看過できない 掲示板ジャック
東京15区の衆院選の補選では選挙妨害が問題となったが都知事選では選挙掲示板に選挙とは無関係のポスターが大量に貼られて掲示板が占拠された。
NHKから国民を守る党が寄付金を募って「ポスター掲示板をジャックせよ」と呼びかけたことによる。
選挙の円滑な進行や選挙に求められる公正さが脅かされ、品位を損なう事態となっている。
法を手玉に取った彼らの〝挑戦〟を止める対策はないのか。
月刊正論発行人、有元隆志と同編集委員、安藤慶太が考える。
選挙掲示板は有権者に投票喚起と誰が候補者なのかを知らせる為の物です。
ですからNHK党のやり方には賛成できません。
やり方には賛成できませんが、掲示板の必要性も考えるべきでしょう。
選挙にはお金がかかる、とよく言われ、その為の政治資金パーティが開かれ、
沢山のパーティ券を売った議員にはご褒美としてキックバックがある。
しかし政治資金収支報告書に全てを記載するのも不安がある。
つまり自由に使えるお金が欲しい、万が一の緊急時に使えるお金が。
想像ですが、そんな感じではないでしょうか。
地方選出の議員は地元に事務所を構え、秘書も必要となれば諸費用経費が必要となります。
ところが、選挙にはボランティアの手が必要なのですよね。 気付くのが遅い?
特に東京は選挙区が広く、それに伴い選挙掲示板も多いです。
東京中にポスターを貼るとなったら大変な労力が必要です。
支援団体があればいいですが、無い人もいるでしょう。
ボランティアをしてくれる人がいなければ、東京中にポスターを貼れない可能性も出てきます。
ですから、NHK党のやり方は誉められた物ではありませんが
掲示板の必要性と今後の在り方を考える切っ掛けになりそうです。
演説会を開けば、掲示板の代わりになって候補者の政策を有権者に知らせられますが、
それには経費がかかります。
今の時代、ネットでの発信と選挙管理委員会からの広報だけで候補者を知らせることが出来ますが、
ネットをしない人もいますから、その辺がネックとなりますね。
NHK党のやり方を全面的に反対しませんが、掲示板の必要性の是非を考える切っ掛けとしては一つの方法だとは思います。
あと掲示板がなければ政見放送も重要となります。
では今回の様に56人も候補者がいれば、放送時間も膨大になり、放送枠もかなり取らねばなりませんし、元々の放送が出来なくなります。
その原因となっている当選するつもりもない24人も擁立したNHK党。
今回のやり方は破れかぶれ、との感じがしないでもありませんし、
このやり方に批判的な人が多いのは当然だと思います。
ちなみに期待している議員の一人、浜田聡さんはNHK党です。
そう考えると複雑な気持ちではあります。
東京の皆さんは今回の都知事選をどう思われていますか。
この人を知事に!
という 人がいないとも聞きます。
そんな中、知事を選ばねばならないのですね。
場合によっては消去法で選ばねばならないかもわかりませんが、棄権する事なく七夕の日には投票所に足を運んで頂きたいです。