
15時ごろから始まった百条委員会の発表。
今も続いています。
途中から視聴したので(終盤近く)後ほど全容がわかれば感想を述べたいと思います。
そもそも告発者である元西播磨県民局長の目的は何だったのか、
そして告発したばっかりに死を選ぶ結果になった、と後悔したと思います。
今更、関係のない者がこんな事を言うと、失礼であり不遜かもわかりませんが、
部下からの不満、そして県庁を二分した勢力もあり、退職前に知事には何とかして欲しいとの願いで
各機関や議員に告発文を送付したのではと思います。
それだけ、斎藤知事は牛タンクラブと揶揄されていた仲間を重用し、
傍から見たら「えこひいき」と見え、不満もたまっていたと想像します。
おそらく斎藤知事を支持する維新の会やNHK党の支持者たちは百条委員会の報告書には不満だと思います。
しかし告発者である元県民局長のコラムを読めば、告発文書を方々に送付した理由が少しでも分かるのではと思います。
告発文書は次の言葉で締めくくっています。
00 【HP記者用】議事順序(第3回)060719⑤ 5/38
※ この内容についは適宜、議会関係者、警察、マスコミ等へも提供しています。
しかし、関係者の名誉を毀損することが目的ではありませんので取扱いにはご配
慮願います。兵庫県が少しでも良くなるように各自のご判断で活用いただければ
ありがたいです。よろしくお願いします。
また退職前月の告発者のメッセージは次の通りです。(現在、西播磨県民局のHPからは削除済み)
兵庫県/令和6年2月 県民局長メッセージ(西播磨県民局長 渡瀬康英)
渡瀬氏が言いたかったのは次の事だと思います。
これからの兵庫県は、志ある次世代の若者達に選ばれ続けることが出来るでしょうか。職員達が働いていたいと思う組織であり続けられるでしょうか。いわゆるビジネス書系では、山口周さんの書籍をわりと読んでいます。著書「劣化するオッサン社会の処方箋」という本の中には、“組織は必然的に劣化する”という仮説を人間行動学、組織論、歴史的事実などから論理的に説明しようとされています。組織の劣化はひとえに権力者の取り巻きの劣化が原因である。自分より優秀な者を讒言により権力者から遠ざけ、真実に蓋をし、判断を誤らせる。その組織はどんどんと腐敗し落ちぶれていく。そんな論調です。歪な人事は組織を蝕んでいきます。そして、一握りの者たちが自らの栄達と保身に明け暮れ、気がつけば、権力者の周囲には二流、三流のイエスマンが主流を占めている状況に。権力者は好き嫌いで人を評価します。既に一部の者だけが居心地よい組織になってしまっていたとしたら末期ガンと同じです。余命はあと何年でしょうか。そして、そのような組織の腐敗・内部崩壊も外部にはなかなか伝わりにくく、不祥事、事件の発生といった出来事でようやく世間の知るところとなるのです。いや、これ、兵庫県のことを言ってるのと違いますよ、念のため(笑)
告発者を探すよう、腹心である片山副知事に指示した斎藤知事。
そして告発者を見つけた時点で公用PC内の履歴を調べ抜いた片山副知事でしたが、
その前に、県民局長のこのメッセージを読んでもらいたかったです。
最後の渡瀬氏の一文、「これ、兵庫県のことを言ってるのと違いますよ、念のため(笑)」
いえいえ、これは兵庫県の事であり、斎藤知事の事ではありませんか。
そして渡瀬氏は常々部下たちの不満を聞き、そして自分も知事に対する不満があり、
県庁を去る前に告発文を各方面に送ったのだと想像します。
※最後の纏めとしての太字は斎藤知事へのメッセージと想像できます。
一応、自分への戒めとしての言葉ですが、このまま知事に対する言葉だったのかと思います。
○上に立つものの矜持(出来ているという訳ではないですよ、もちろん)
手柄は譲り、責任は取る
仕事に厳しく、人に優しく
好き嫌いで人を選別するな
人を育てる視点を失うな
信用しない人は信用されない
任せたら、待つ
過去の自分と部下を比較するな
来る者拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)
考え過ぎない(心配事の80%は起こらない。起きてしまう20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題)
確かに告発者は県職員との不倫が噂されていたそうです。
しかしその事と、告発文書が嘘八百か否かは関係ありません。
印象操作であり、レッテル貼りです。
そしてその目的は「斎藤さんは悪くない、悪いのは告発者だ」と有権者に思わせ、
斎藤知事の再選を望んだ末の情報漏洩だったと思います。
今更斎藤氏に知事を辞めよというつもりはありません。
もっと謙虚になり、非は認め、そして公平な考えで人事をし、県民の為の政治をしてもらいたいのです。
また維新の党の支持者やNHK党の支持者は概ね百条委員会に否定的です。
しかし事実を見て欲しい。
それこそデマに惑わされないで欲しい。
「オールドメディアは信用できないがSNSなら信じられる」この考えは危険です。
特に知事選でデマをまき散らした立花氏を信じる人が多い事に愕然とします。
そんなに信用できる人物なのか、もっと冷静になって考えて欲しいものです。