(記録された音声)

「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた。この間はイチゴ、ジャコ、塩はあれですけど、また折をみてよろしくお願いします」

 読売テレビが入手したこの音声は、斎藤知事の疑惑を告発し、7月に死亡した元西播磨県民局長の男性職員が残したものです。2022年11月、斎藤知事が公務で県西部の会合に出席した際に録音したとみられ、知事が関係者に特産品のワインを求めた際の発言とされています。

 男性職員は自殺したとみられていて「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに音声データや陳述書を残し、遺族が百条委員会に提出していました。

■音声は「記憶がない」、「しかるべきタイミング」と7回発言

(中略)

 疑惑については「百条委員会や第三者委員会などで説明する」とし、「様々な指摘・批判を踏まえつつ、しっかり毎日の業務をやっていく」と繰り返しました。

 19日の百条委員会では、この音声データや陳述書が資料として認められるかが委員会で諮られる予定です。

いやあ、ここまで酷いとは思いませんでした。

いかにも優しそうな顔立ちですから、怒鳴り散らすなんて想像しませんでした。

でも違ったようです。

知事の立場を弁えていないというか、自分は偉い、自分の言う事は一番、

そんな気持ちで、県民の為に働く気持ちが希薄なのかと思います。

芸人なら「これ美味しいなあ、また頼んまっせ!」と冗談で言いそうです。

そして相手が本気に受け取れば「いやいや冗談冗談」って笑い飛ばす様な気もします。

でも知事ですからねえ。

一昔前の感覚、昭和の時代の感覚なのでしょうか。

まだ若いのに。。。。

最初ワインをおねだり、と聞いて冗談で言ったのではと思っていましたが、

これはアカンやろ。

「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた。」

「この間はイチゴ、ジャコ、塩はあれですけど」

「また折をみてよろしくお願いします」

「飲んでないので、是非また」 飲んでないので飲みたい、そこのところは宜しく、って事ですね。

更には他のところでは「イチゴやじゃこ、塩をくれたんやけどなあ」と受け取れますから、

「あなたとこはワインを下さいね」と催促しているのと同じです。

 

この音声データや陳述書は証拠になります。

記憶にないと言う知事ですから、証拠を突き付けなければ、自分の非を認めないでしょう。

それなのに百条委員会で証拠資料として認めるかどうか検討するようですが、

何を悠長な事を、と思ってしまいます。

もしかしたら証拠となる音声や陳述書は委員会で握り潰されるのでしょうか。

まさか。。。です。

遺族の方は音声や陳述書のコピーは持っていると思いますから、証拠として採用されなければ、

報道機関に送り、亡くなられた職員の無念を晴らしてもらいたいです。

それにしても「嘘八百だ」と言い、定年退職を引き延ばして停職3か月を人事課と相談して決めたと言われています。

なんか陰湿です。

これが仕返しをしたつもりなのでしょうか。

 

勿論、音声データや陳述書の全てが明らかになっていませんから、

事実は思ったものと違う可能性もあり、誤解した部分があるかもわかりません。

ですから証拠の音声や他の職員への聞き取りでパワハラがあったのか、

そして地方に行った時に特産品等を請求したのか否かをハッキリさせるべきです。

その結果、今までの報道が事実であるなら、斎藤氏は潔く知事を辞職してもらいたいです。