非公開特定失踪者の話(R6.1.31)
令和6年1月31日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1377号。
調査会の特定失踪者リストの中で約200人の方が非公開になっています。
先日そのうちのお一人のお母様が亡くなられました。
動画説明にある「非公開の特定失踪者のお母様」とは荒木さんのブログにあるSさんの事と思われます。
Sさんのお母さん逝去の報せ【調査会NEWS3790】(R6.1.28): 荒木和博BLOG (way-nifty.com)
拉致問題の話でいつも疑問に思っている事があります。
それは「拉致被害者の親世代は2人しか残っていない」との報道です。
横田めぐみさんの母、横田早紀江さんと、有本恵子さんの父、有本明弘さんの二人だと。
しかし特定失踪者の中に親世代の方がご存命ではないのかと。
やはり今日の荒木さんの話やブログを読む限り、まだご存命の親世代はいるとわかりました。
荒木さんのブログによると非公開リストのSさん(女性・1980年代に失踪)のお母様が1月21日夜11時3分にお亡くなりになったとの事ですから、つい最近までご存命だったのです。
それに寺越武志さんのお母さんである寺越友枝さんはご存命です。
また田中実さんと金田龍光さんを帰国させるとの北朝鮮から打診があった時、
それが一時帰国であっても取り戻せるきっかけになったかもわかりません。
当時、この話に乗らなかったのは田中さんらの一時帰国で北朝鮮は拉致問題を終わらせる意向だったからとの話もあります。
しかし今思えば蓮池さん達も最初は一時帰国だったのを家族や世論、そして政府の働きかけで北朝鮮に戻らなかった経緯もあります。
ですから荒木さんの話も一理あるという事です。
蓮池さんらの帰国から既に21年以上経った今、帰国出来た被害者は皆無です。
しかし親世代は勿論、被害者本人も高齢になっています。
残された人生を祖国で暮らせるよう、政府も親身になって考えて欲しいものです。
岸田さんが「拉致問題解決が政権の最重要課題だ」と言っている事に嘘がないと信じたいです。
参考:政府認定の拉致被害者|外務省 (mofa.go.jp)
政府は17名を認定(内5人帰国)
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者が873名(2021年11月現在)
警察庁発表の拉致の可能性を排除できない方は871名(公表する事を家族が同意した人は450人)
拉致の可能性を排除できない事案に係る方々|警察庁Webサイト (npa.go.jp)
特定失踪者調査会のデータでは(荒木さんの後ろにあるポスターによる)
●警察発表では約900名
●特定失踪者調査会に依頼が来ているのは約470名
※政府発表、警察庁発表、そして特定失踪者調査会発表の人数に違いがありますが、
データーを取った年月日が違うからだと推測します。