釧路の東端にある桂恋(かつらこい)海岸へ行ってみた。
狭い入り江の横にそれ程高くは無い崖が連なっている。
干潮の時間に合わせて来たので、波が引いた時に崖の下をヒョイヒョイと走ると次の狭い入り江に行かれるハズだった。
そして、また波が引いたらヒョイヒョイと次の入り江に・・・・
昆布採りをしていたオッチャンは、「簡単に行けるよ」と云うのでその気になったのだが、なかなか波とのタイミングが合わない。
私の頭には波を被ってずぶ濡れになり、カメラも使えなくなって子供の用に萎れて戻って行く情けない自分の姿しか見えてこない。
それでも何度かチャレンジしようとしたのだが、一度は思った以上の大波に足をさらわれそうになってマジにヤバかった。
昆布採りのオッチャンは、情けない私の姿をチラ見しているようで「下がダメなら上へ行けば良いべさ」と云う。
素直な私は 草の茂った崖を必死によじ登り向こう側へ下りようとして立ち上がって気が付いた。
低いと思っていた小さな岬だが上がってみると思っていたより高い。そして自分は高所恐怖症。
反対側の道なき道を下りられる自信は全くないし、今上がってきた草むらでさえ戻ることができず、足がすくんで膝が伸びない。
進退窮まって下を見ていると海岸を歩いてきたお姉さんに昆布のオッチャンは、
「波が引いた時に行けば良いべさ」と手で示して言っている様子。
お姉さんは手を横に振り「ダメよ、ダメダメ」とチャレンジする様子がないのだが、今度はオッチャン、私の方を指さして上へ行けと云っている様子。
その途端、お姉さんが上を見たので私の情けない姿が目に入ったのか口をポカンと開けて、しばし私とお見合い。
そして やはり「ダメよ、ダメダメ」と戻って行った。
私は「誰か助けてくれぇ~」と叫びたいところだが、そこは腐る寸前ではあるがまだかろうじて男なのでグッと堪え、
何処か下りられるところは無いかと辺りを探し回った。
そして発見したのが裏側にあった気象台の観測施設の建物。海岸に出る前にこの施設の前を通った記憶がある。
横にある鉄柵を必死に掴んで少しずつ下って 何とか無事生還。
色々な筋肉を使ったので、全身筋肉痛。
「行けば良いべさ」と云ったオッチャンの声が いつまでも耳から消えない。
狭い入り江の横にそれ程高くは無い崖が連なっている。
干潮の時間に合わせて来たので、波が引いた時に崖の下をヒョイヒョイと走ると次の狭い入り江に行かれるハズだった。
そして、また波が引いたらヒョイヒョイと次の入り江に・・・・
昆布採りをしていたオッチャンは、「簡単に行けるよ」と云うのでその気になったのだが、なかなか波とのタイミングが合わない。
私の頭には波を被ってずぶ濡れになり、カメラも使えなくなって子供の用に萎れて戻って行く情けない自分の姿しか見えてこない。
それでも何度かチャレンジしようとしたのだが、一度は思った以上の大波に足をさらわれそうになってマジにヤバかった。
昆布採りのオッチャンは、情けない私の姿をチラ見しているようで「下がダメなら上へ行けば良いべさ」と云う。
素直な私は 草の茂った崖を必死によじ登り向こう側へ下りようとして立ち上がって気が付いた。
低いと思っていた小さな岬だが上がってみると思っていたより高い。そして自分は高所恐怖症。
反対側の道なき道を下りられる自信は全くないし、今上がってきた草むらでさえ戻ることができず、足がすくんで膝が伸びない。
進退窮まって下を見ていると海岸を歩いてきたお姉さんに昆布のオッチャンは、
「波が引いた時に行けば良いべさ」と手で示して言っている様子。
お姉さんは手を横に振り「ダメよ、ダメダメ」とチャレンジする様子がないのだが、今度はオッチャン、私の方を指さして上へ行けと云っている様子。
その途端、お姉さんが上を見たので私の情けない姿が目に入ったのか口をポカンと開けて、しばし私とお見合い。
そして やはり「ダメよ、ダメダメ」と戻って行った。
私は「誰か助けてくれぇ~」と叫びたいところだが、そこは腐る寸前ではあるがまだかろうじて男なのでグッと堪え、
何処か下りられるところは無いかと辺りを探し回った。
そして発見したのが裏側にあった気象台の観測施設の建物。海岸に出る前にこの施設の前を通った記憶がある。
横にある鉄柵を必死に掴んで少しずつ下って 何とか無事生還。
色々な筋肉を使ったので、全身筋肉痛。
「行けば良いべさ」と云ったオッチャンの声が いつまでも耳から消えない。