世間の風はまだ冷たい

昨日は催乳師の如く乳モミの練習をしてみたく募集をかけたが一人の希望者も無く気落ちしたまま朝を迎えた。

冷え切った世間の風を体に受け止めながら起きてきたら、日本全土が大寒波に襲われているらしく、奄美大島でも雪が降ったらしい。

だから乳モミ志願の人が出なかったのは この寒さのせいかも知れないと前向きに解釈した。

そんな中、ルンバが買物へ行くと云うので久しぶりにくっついて家を出た。

グルグルに厚着をしてスキー用の手袋をつけマスクも着用して車のエンジンを温めた。

スーパーに入った途端 店内に響き渡る売出し商品を案内するスピーカーからの声。これも久しぶりだと何か懐かしい。

これが普通の生活なのだと噛みしめるように店内を歩くのだが、やはり体調は完全には戻っていないようで、カートに縋って歩き すぐに疲労感が出た。

私の周りを蜂のように飛び回り、目に付いた商品を私が ゆっくりと押すカートに積み上げていくルンバはホントに元気だ。

レジの所では重い籠を気合で持ち上げ 次々と袋に詰めていく。
私はカードを出し、合計金額が積み上げられるのに比例して どんどん気持ちが沈み込む。

やっぱり家でおとなしくしていた方が良かったかなぁ。